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COLUMN 267 / 比較サイト・データベース型

gBizINFOとは:会社の補助金・認定・届出の公開データの使い方

公開 2026.11.07文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • 法人番号公表サイトの法人に、各府省の補助金・認定・職場情報などをつないだサイト
  • 出典元ごとに取得の頻度が違う。日次で取るもの、年次で取るものがある
  • 取得元と値が違う項目があると公式に書かれている。載せる数字は出典元で確かめる
目次

gBizINFO(Gビズインフォ)⁠と⁠は⁠、経済産業省が運営する、国の持つ会社の情報を法人番号でまとめて公開するサイトです。補助金を受けた記録、届出や認定、国との契約、表彰、職場の数字などが、会社ごとに1か所で見られます。

会社のデータベースを作るとき、項目を足す先として最初に見るところです。会社の一覧の作り方全体は企業データベースの作り方⁠に書きました。ここでは、gBizINFOそのものの中身と、使うときの注意に絞ります。

何が載っている?

gBizINFOの説明⁠によると、国税庁の法人番号公表サイトで公表されている法人番号、法人名、本店所在地の3つに、各府省が持つ情報をつないで提供しています。つないでいる情報は次の8種類です。

  • 財務情報
  • 決算情報
  • 特許情報
  • 届出・認定情報
  • 補助金情報
  • 調達情報
  • 表彰情報
  • 職場情報

取り方は3つあります。法人番号か法人名で1社ずつ検索する、REST APIで取る、CSV・PDF・JSONでダウンロードする、です。

どれくらい入っている?

2026年10月26日にデータダッシュボード⁠を見たときの件数です。

情報の種類 掲載件数
特許情報 4,600,382
補助金情報 545,886
調達情報 301,459
届出・認定・行政処分情報 212,795
職場情報 35,001
表彰情報 16,958
財務情報 4,895

登録法人の件数は5,848,259件でした。掲載件数は、各府省から提供を受けている、法人番号が付いた情報の件数です。財務情報は金融庁から、職場情報は厚生労働省から受けている件数でした。

出典元と、取得の頻度

gBizINFOのデータは、各府省のサイトやデータから集めたものです。よくある質問の出典元のページに、出典元ごとの取得の頻度が載っていました。主なものを抜き出します。

出典元 取得頻度 更新方法
法人番号公表サイト 日次 差分更新
職場情報総合サイト 日次 洗い替え
EDINET 日次 差分更新
特許・意匠・商標データ 年次 洗い替え
中小企業庁 月次 差分更新
日本年金機構の適用事業所検索 半年毎 洗い替え
各府省 不定期 差分更新

同じページは、この頻度は出典元のサイトの保守やシステムの事情で変わることがある、と書いています。特許の情報は年に1度なので、最新の出願はgBizINFOにはまだ無いことがあります。

載っていない会社、載っていない情報

データに関する留意事項には、次のように書かれています。

  • 載っている法人は、法人番号の運用が始まった平成28年1月以降に登記されている法人
  • 実態の無い休眠状態の法人が載っている場合がある
  • 補助金や表彰などの情報は、各府省の準備が整ったものから載せていて、すべてではない

会社のページで「補助金:なし」⁠と書くと、gBizINFOに無いことを、受けていないことに置き換えてしまいます。載っていないときは「gBizINFOに記録なし」のように、何を見て無かったのかを書きます。空欄の書き分けはデータの空欄の見せ方⁠にまとめました。

取得元と値が違う項目がある

同じページには、データの取得元の内容と違う値を含む項目の一覧があります。2026年10月26日⁠に見たときは、次の項目が挙がっていました。

情報の種類 項目 書かれていたこと
法人基本情報 企業規模詳細 取得元と違う値が確認されている
職場情報 平均継続勤務年数・従業員の平均年齢など 違う値の可能性がある
表彰情報 法人活動-部門 違う値の可能性がある

企業規模詳細には、次の例が挙げられています。

見た場所 書かれていた値
データ取得元 男性:34 女性:(2025年4月現在)
Gビズインフォ 男性:34人 女性:2025人

日付の数字が、人数として読まれた形です。gBizINFOは、支障があるならその項目の利用を控えるよう書いています。

私たちが運営する採用の数字のサイトは、会社ページの数字を国の職場情報のデータ(しょくばらぼ)⁠か⁠ら作っています。gBizINFOの職場情報も、出典元は職場情報総合サイト(しょくばらぼ)⁠で⁠す⁠。職場の数字を載せるなら、gBizINFOを通さず、出典元で値を確かめてから載せます。

認定の情報は、どこから来ている?

くるみん、えるぼしのような国の認定を会社のページに載せるなら、gBizINFOの届出・認定情報だけで済ませず、認定をした役所の情報までさかのぼります。もとの情報を持っているのは、認定をした役所です。

くるみんの場合、厚生労働省が都道府県別の一覧⁠をExcelで配っています。2026年10月26日⁠に見たときは、令和8年8月末時点の一覧でした。注には、掲載企業名は認定決定をした企業のうち、公表することに了解を得た企業のみ、と書かれています。

つまり、国の一覧にもgBizINFOにも載っていない認定企業がありえます。認定を会社のページに載せるなら、認定をした役所の一覧で、その会社の名前と時点を確かめます。載っていないことを根拠に、認定が無いとは書きません。

利用規約と、APIの使い方

出典を書けば、商用でも使える

利用規約によると、コンテンツは複製、公衆送信、翻訳・変形などの翻案を自由にでき、商用利用もできます。規約は政府標準利用規約(第2.0版)⁠に準拠し、CC BY 4.0⁠と互換性があるとしています。出典の記載例は次の形です。

出典:「Gビズインフォ」(経済産業省)(当該ページのURL)(○年○月○日に利用)

加工したときは、出典とは別に加工したことを書きます。規約の記載例には、「〜をもとに○○株式会社作成」⁠の形があります。政府標準利用規約の中身はオープンデータの利用規約⁠にまとめました。

APIは、申請してトークンをもらう

APIの利用のページでは、次の順番になっています。

  1. 利用申請のページで申請する
  2. 登録したメールアドレスに完了のメールが届き、メール内のURLでAPIトークンが表示される
  3. トークンを付けてAPIを呼ぶ。仕様はSwagger UIのページで試せる

APIでは、条件に合う法人の法人番号を検索し、法人番号を指定して、届出・認定、補助金、職場情報などを取れます。会社の鍵になる法人番号の扱いは法人番号とはに、上場会社の決算書類の取り方はEDINETの使い方⁠に書きました。

間違いを見つけたら

gBizINFOは、法人情報の非公開化やデータの変更には対応せず、出典元に問い合わせるよう案内しています。自社のサイトで訂正の依頼を受けたら、どの出典元の情報かを確かめて、届け先を伝えます。窓口の作り方は訂正と掲載停止の窓口に、データのページ全体はデータベース型サイトからたどれます。

仕様・出典の確認日:2026年10月26日⁠。

よくある質問

gBizINFOとは何ですか?

経済産業省が運営する法人情報の提供サイトです。国税庁の法人番号公表サイトにある法人番号、法人名、本店所在地に、各府省が持つ財務、特許、届出・認定、補助金、調達、表彰、職場の情報をつないで公開しています。法人番号か法人名で、1社ずつ調べられます。

gBizINFOのデータは、商用のサイトで使えますか?

利用規約では、出典を書けば、複製や加工などを自由にでき、商用利用もできるとされています。加工したときは、加工したことを書きます。加工した情報を、国が作ったかのように公表してはいけません。

gBizINFOのAPIは、どうすれば使えますか?

利用申請のページで申請すると、登録したメールアドレスに完了のメールが届き、そこに書かれたURLでAPIトークンが表示されます。2026年10月26日時点で公開中のバージョンは2.0です。

くるみんの認定を受けた会社は、gBizINFOで全部分かりますか?

全部とは限りません。厚生労働省のくるみん認定企業の一覧は、認定を決めた企業のうち、公表に了解を得た企業だけを載せていると書いています。gBizINFOも、各府省の準備が整った情報から載せていて、すべての情報が載っているわけではないとしています。載っていないことを、認定が無いと書かないようにします。

gBizINFOの情報が間違っていたら、どこに言えばいいですか?

gBizINFOは、法人情報の非公開化やデータの変更には対応せず、出典元に問い合わせるよう案内しています。職場の数字なら職場情報総合サイト、法人名や所在地なら法人番号公表サイトのように、元のデータを出している機関に届けます。

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