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COLUMN 252 / 比較サイト・データベース型

ページ数で変わるサイトの作り方:大きくなる前に決めること

公開 2026.11.04文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • 100ページなら手で見られる。1万を超えると、見るのも直すのも機械が中心になる
  • クロールの量を気にするのは、Googleの説明では1万ページ以上で毎日変わるサイトから
  • 規模が変わると、サイトマップ・ファイル数・検査・Search Consoleの見方が変わる
目次

ページが100本⁠のサイトと10万本のサイトでは、同じ作り方は通りません。100本なら人が全ページを開いて確かめられますが、1万本を超えると、見るのも直すのも機械が中心になります。どの規模で何が変わるかを、作り始める前に決めておきます。

私たちは自社で23のメディア、合計8,155ページ⁠を運営しています(2026年9月20日⁠に全URLを確認⁠)⁠。最大は資格の比較サイトの1,316ページです。データベース型のメーカー図鑑とカイシャのホントは、どちらも検索に出すページや公開ページが1万を超えています。以下は、その記録と公式の説明をもとにしています。

規模ごとに、何が変わる?

変わること 100ページ 1万ページ 10万ページ
品質の確かめ方 全ページを目で見る 種類ごとに数枚と機械 機械が中心
サイトマップ 1つ⁠で足りる 種類で分ける 上限で分ける
ファイル数 気にしない 上限を数える 配信先を選ぶ
クロールの量 気にしない 毎日変わるなら見る 見る

下で、1つずつ説明します。

クロールの量は、いつから気にする?

Googleのクロールバジェットの説明は、主な対象を次のサイトとしています。

  • 100万ページ以上で、内容が週に1回ほど変わる大きなサイト
  • 1万ページ以上で、内容が毎日のように変わる中くらい以上のサイト
  • Search Consoleで「検出 - インデックス未登録」⁠のURLが多いサイト

同じ説明は、これらの数字はおおよその目安だとしています。ページがそれほど多くない、または公開した日のうちにクロールされるサイトなら、この説明を読む必要はない、とも書いています。

100ページ⁠のサイトでは、クロールの量はまず問題になりません。検索に出ないなら、理由は別のところにあります。中小企業のサイトで先に調べることはクロールバジェットとは⁠にまとめました。

1万ページを超え、データを毎日のように取り直すサイトから、この説明が当てはまり始めます。毎日は変わらないデータのサイトでも、検索に出さないページを減らす、同じ中身のURLを作らない、といった直しは規模が大きいほど効きます。

サイトマップは、どこで分ける?

Googleのサイトマップの作り方では、1つ⁠のサイトマップは5万URLまで、圧縮していない状態で50MBまでです。

100ページなら1つ⁠で足ります。10万ページなら、上限のために必ず分けます。1万ページでは上限には届きませんが、ページの種類で分けておくと、あとで種類ごとに登録の状況を見られます。

私たちの運営記録(メーカー図鑑)

BtoB製品のデータベース型サイトで、2026年10月24日時点で検索に出しているURL(サイトマップ)⁠は16,265でした。28日(2026年9月24日〜10月21日)で、検索結果に1回以上表示されたページは2,704です。期間中にページが増えているので、割り算した率は出していません。

出典:Search Console・サイトマップのURL数(2026年10月24日⁠に数えた)

この規模でも、1つ⁠のサイトマップの上限には届いていません。分け方と、サイトマップ インデックスの書き方は大きなサイトの分け方⁠で扱っています。

Search Consoleで、見えなくなるもの

Googleの登録レポートの説明では、レポートの一覧に出るURLの例は1,000件⁠に限られます。グラフの上の登録済み・未登録の合計は、正確な値だと書かれています。

100ページなら、未登録のURLを一覧で全部見られます。1万ページを超えると、一覧は一部の例でしかありません。同じ説明は、大事なページだけを入れたサイトマップを送り、そのサイトマップでレポートを絞る方法を挙げています。種類ごとにサイトマップを分けておくと、この絞り込みがそのまま使えます。

検索の数字も、ページ単位で見るのをやめ、ページの種類ごとに見ます。URLのパターンで分ける方法は種類別の見方にあります。

組み立ての時間と、ファイルの数

ページをデータから組み立てるサイトでは、規模が大きくなると、組み立てにかかる時間と、配信するファイルの数が問題になります。

組み立ての時間は、配信の仕組みによっては上限があります。Cloudflare Pagesの配信先の上限では、Pagesでのビルドは20分⁠で時間切れになります。データを取り直すたびに全ページを組み立て直す作りなら、ページが増えるほどこの時間に近づきます。変わったページだけを作り直す方法はデータの取り直し⁠に書きました。

ファイルの数は、同じ説明で、無料プランは1サイト2万ファイル、有料プランは10万ファイルまでです。

私たちの運営記録(カイシャのホント)

採用の数字のデータベースで、2026年10月24日⁠に京都府を足して試しに組み立てたところ、公開するファイルは17,361⁠になり、無料プランの上限に近づきました。検索に出さない会社を1社1ページ⁠にするのをやめ、市町村の一覧の1行⁠にまとめたところ、17,361から11,876⁠に減り、13都府県まで足せました。

出典:自社サイトの組み立ての記録(2026年10月24日)

ページの数は、作りを変えるだけで大きく変わります。検索に出さないページを1ページずつ作る必要があるかは、規模が大きくなる前に決めます。検索に出すかの基準は薄いページとは⁠で扱っています。

1ページ⁠の重さも、規模で変わる

ページが増えると、一覧のページも長くなります。私たちの同じサイトでは、分ける前でいちばん重かった一覧のページが645KBあり、1ページ100社⁠に分けて88KB⁠にしました。分け方は一覧ページの分け方⁠に書いています。

品質は、どう確かめる?

100ページなら、公開の前に全ページを開いて目で見られます。1万ページでは、目で見るのは種類ごとに数枚になり、残りは機械で調べます。10万ページでは、機械で調べた結果の一覧を人が読む形になります。

機械で調べるのは、リンク切れ、空欄の数、重複した題、画像の抜け、構造化データの文法、横のはみ出しです。どれも、1か所の型の間違いが全ページに広がるものです。検査の中身は公開前の機械検査⁠にまとめました。

目で見る数枚は、データの端にあるページから選びます。会社の数がいちばん多い県、名前がいちばん長い会社、値が空の多いページです。平均的なページだけを見ても、壊れ方は見つかりません。

規模が大きいほど、1つ⁠の間違いが大きく出る

型の間違いは、100ページなら100か所、10万ページなら10万か所に出ます。規模が大きいサイトほど、公開の前に機械で止める仕組みを先に作ります。

どの規模で作り替える?

最初から10万ページ向けの作りにする必要はありません。100ページ⁠のうちは、手で見て、手で直すほうが速いこともあります。

作り替えるのは、次のどれかに当たったときです。

  • 目で見て確かめるのが追いつかなくなった
  • サイトマップやファイル数の上限に近づいた
  • 組み立ての時間が、取り直しの間隔に収まらなくなった

データから組み立てる仕組みを選ぶときの考え方はSSGとはにあります。データ型のサイトの全体の作りはデータベース型からたどれます。

仕様・出典の確認日:2026年10月26日⁠。

よくある質問

何ページから、クロールバジェットを気にすべきですか?

Googleのクロールバジェットの説明は、主な対象を、100万ページ以上で週に1回ほど内容が変わるサイトと、1万ページ以上で毎日のように内容が変わるサイトとしています。数字は目安だとも書いています。それより小さいサイトなら、先に未登録の理由を調べます。

サイトマップは、何ページから分けますか?

Googleの説明では、1つ⁠のサイトマップは5万URLまで、圧縮前で50MBまでです。超えるなら分け、サイトマップ インデックスでまとめて伝えます。上限より小さくても、ページの種類で分けておくと、Search Consoleで種類ごとに見られます。

ページが増えると、Search Consoleで見えなくなるものはありますか?

ページのインデックス登録レポートで一覧に出るURLの例は、1,000件⁠に限られます。1万ページを超えるサイトでは、全部のURLを画面で見ることはできません。種類ごとのサイトマップで絞って見ます。

10万ページのサイトは、どこで配信しますか?

配信先のファイル数の上限を先に確かめます。たとえばCloudflare Pagesは、無料プランで1サイト2万ファイル、有料プランで10万ファイルまでです。HTMLのほかに画像やCSVもファイルとして数えます。

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