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COLUMN 236 / 比較サイト・データベース型

関連ページのリンクを自動で付ける:地域と項目でつなぐ

公開 2026.11.01文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • 関連リンクは、県・項目・業種などデータの列が同じページどうしで、自動で付ける
  • つなぐ先は、同じ県のほかの項目、同じ項目のほかの県、上の階層の3方向
  • 全部につながず数を絞り、組み立てた後にリンクが0本⁠のページを数える
目次

関連ページのリンクを自動で付けるとは、データベース型のサイトで、県・項目・業種のようなデータの列が同じページどうしを、組み立てのときに規則で選んでつなぐことです。人が1ページずつ張るのではなく、データから決まります。

手で張るリンクの付け方とアンカーテキストの基本は内部リンクの付け方⁠に書きました。ここでは、県×項目のように同じ型のページが数百、数千あるサイトで、どの規則でつなぐかを扱います。

Googleは、リンクについて何と書いている?

Googleのリンクの説明には、自動で付けるときにも当てはまる決まりが3つあります。

  • Googleがたどれるのは、通常href属性を持つ<a>要素のリンクだけ。クリックで動くスクリプトやhrefの無い要素からは、URLを確実には取り出せない
  • 良いアンカーテキストは、具体的で、適度に簡潔で、リンク元とリンク先の両方に関係がある
  • 関心のあるすべてのページに、同じサイトの少なくとも1つ⁠の別のページからリンクがあることが推奨される

3つ目について、Googleの通販サイトの構造は、より強く書いています。

インデックス登録を希望するすべての商品にリンクすることを強くおすすめします。

カテゴリページから商品への直接のリンクが全部無いと、Googlebotはクロールだけでは全部の商品を見つけられない可能性がある、とも書かれています。データのサイトでは、県や項目のページがこの商品に当たります。

つなぐ先は、3つ⁠の向きで決める

県×項目のページなら、つなぐ先は次の3方向です。製造業の例として、県ごとに熱処理の会社を並べたページで考えます。

向き 岡山県の熱処理のページから 選び方
同じ県のほかの項目 岡山県のめっき・溶接 同じ分野の項目
同じ項目のほかの県 広島県・鳥取県の熱処理 同じ地方の県
上の階層 中国地方の熱処理 パンくずと同じ親

1つ目は、岡山県で外注先を探している人が、熱処理のほかにどの加工を頼めるかを見る動きに合わせたものです。2つ目は、県をまたいで探す人のためのリンクです。3つ目は、パンくずと同じ親のページへ戻る道です。パンくずの付け方はパンくずリストとは⁠にまとめました。

選ぶ規則は、列の値で書けるものにします。「同じ地方の県」⁠な⁠ら⁠、県のデータに地方の列を持たせておけば決まります。「関係が深そうな加工」のような、人が決める選び方は、表として持っておかないと、組み立てのたびに結果が変わります。

アンカーテキストも、データから組み立てる

リンクの文字は、リンク先のページの名前と同じ列から作ります。「広島県の熱処理」「中国地方の熱処理」のようにすれば、どこへ行くのかが読む前に分かります。「詳しくはこちら」「ほかの県を見る」のような同じ文字を全リンクに付けると、どれがどのページか区別できません。

逆に、「広島 熱処理 会社 おすすめ 比較」のように語を詰め込む作り方は、Googleが避けるよう書いている形です。ページの名前をそのまま使えば、どちらにもなりません。

リンクの数は、どう絞る?

Googleは関連リンクの本数の上限を示していません。絞る理由は、読む人のほうにあります。47都道府県を全ページに並べると、どのページでも同じ一覧になり、いま見ているページと近い県がどれか分かりません。

私たちは、次のように分けて考えています。

  • 全部の一覧は、上の階層のページに1回だけ置く
  • 各ページの関連リンクは、同じ地方の県や同じ分野の項目に絞る
  • 件数が0のページや、検索に出さないページへは、関連リンクで送らない

3つ目は見落としやすい点です。件数の少ない地域を一覧にまとめたなら、関連リンクの先もその一覧にします。中身の無いページへのリンクを数百ページから付けると、読む人を空のページへ送ることになります。ページにしない地域の扱いは地域ページの作り方⁠に書きました。

リンクされていないページを見つける

自動でつないでも、規則の外にこぼれるページが出ます。どの地方の列にも入っていない県、新しく足した項目、名前の表記が違って照合できなかった行です。

組み立てた後に、出力したHTMLを全部読み、ページごとにほかのページから来ているリンクを数えます。架空のフォルダで試した短い例です。

import re
from collections import Counter
from pathlib import Path

root = Path("dist")
pages = {"/" + str(p.parent.relative_to(root)) + "/" for p in root.rglob("index.html")}
inbound = Counter()
for p in root.rglob("index.html"):
    me = "/" + str(p.parent.relative_to(root)) + "/"
    for href in set(re.findall(r'<a [^>]*href="(/[^"#?]*)"', p.read_text(encoding="utf-8"))):
        if href != me:
            inbound[href] += 1

for url in sorted(pages):
    if inbound[url] == 0:
        print("リンクが0本:", url)

0本⁠のページが孤立したページです。サイトマップに載せていればGoogleは見つけられますが、読む人はサイトの中からたどれません。0本⁠のほかに、1本⁠や2本しかないページも一覧に出して、規則のどこが漏れているかを見ます。

私たちの実測(暦のメディア)

oshiounki.jp(1,077ページ)⁠で⁠は⁠、ほかのページからのリンクが6本以下のページが20枚あった。これを7枚⁠に減らした。 出典:自社サイトのリンクの集計

公開した後は、Search Consoleのリンクのレポートで、内部リンクが多いページの並びも見られます。見方は被リンクのチェック方法⁠で扱いました。

新しいページを足したときに、張り忘れない

手でリンクを張るサイトでは、新しい記事から既存の記事へは張るのに、既存の記事から新しい記事へ張り忘れることがあります。私たちもこの事故を3回やりました。

規則で付けるリンクなら、この失敗は起きにくくなります。新しい県や項目を足して組み立て直すと、既存のページの関連リンクにも、新しいページが入るからです。その代わり、規則が間違っていると全ページで同時に間違います。規則を変えたら、上の孤立ページの集計をもう一度回し、数ページを開いて行き先を確かめます。

データで作るサイトの全体はデータベース型サイトから、階層の組み方はハブページと階層構造から読めます。

仕様・出典の確認日:2026年10月26日⁠。

よくある質問

関連ページへのリンクは、自動で付けてもいいですか?

かまいません。Googleが求めているのは、リンクがhref付きのa要素で書かれていて、アンカーテキストが具体的で簡潔なことです。データの列から選ぶ規則を決めておけば、人が手で張るより漏れが減ります。

県と項目のページは、どこにリンクする?

同じ県のほかの項目、同じ項目のほかの県、上の階層の3方向です。岡山県の熱処理のページなら、岡山県のほかの加工、近くの県の熱処理、中国地方の熱処理へつなぎます。

関連リンクは、何本まで付けていいですか?

Googleは本数の上限を示していません。ただ、47都道府県すべてを全ページに並べると、どのページでも同じ一覧になり、読む人には選びにくくなります。全部の一覧は上の階層のページに置き、各ページでは近いものに絞ります。

どこからもリンクされていないページは、どう見つけますか?

組み立てたHTMLを全部読み、ページごとにほかのページから来ているリンクの数を数えます。0本⁠のページが孤立したページです。サイトマップに載せていても、サイト内のリンクからたどれるようにします。

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