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オウンドメディアとは?中小企業・製造業が始める前に決めることと進め方

公開 2026.10.02文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • 会社HPも広い意味ではオウンドメディア。ここでは会社案内と、困りごとに答える記事群を分けて考える
  • 役割を分けることと、URLを分けることは別の判断。基本は今の会社HPと同じドメイン
  • 最初の記事は、お客様が問い合わせで最初に書く一文から選ぶ

「オウンドメディア⁠」⁠の解説記事(⁠7本⁠)

SEO / COLUMN 01オウンドメディアオウンドメディアとホームページの違いは?役割・読む人・作り方で比べる

オウンドメディアとホームページの違いは、読む人が会社をすでに知っているかどうかです。ホームページは確かめに来る人、オウンドメディアは悩みを検索して出会う人のための場所。役割、中身、URLの置き方まで比べます。

解説を読む
SEO / COLUMN 02オウンドメディアオウンドメディアの費用は何で決まる?外注・内製・月額の内訳を作業ごとに分解

オウンドメディアの費用は「誰がどの作業をやるか⁠」⁠と「記事の本数⁠」⁠で決まります。設計・聞き取り・執筆・サイト・計測の作業ごとに、外注と内製で何にお金と時間がかかるかを分解しました。

解説を読む
SEO / COLUMN 03オウンドメディアオウンドメディアが向いている会社・向かない会社|BtoB・製造業の判断基準

オウンドメディアが向いているのは、お客様が買う前に検索で調べていて、その答えを社内の人が持っている会社です。BtoB・製造業を中心に、向く会社と向かない会社を見分ける6つの問いと、向かない場合の代わりの手を整理しました。

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SEO / COLUMN 12オウンドメディア社長・技術者への聞き取りから記事を作る手順|ネタ切れしない質問の型

オウンドメディアの記事ネタは、社長に「最近の問い合わせ10件の最初の一文⁠」⁠を思い出してもらうところから作ります。言葉を材質・加工・業界に分け、1つの問いを1ページにする手順と、聞き取りで使う質問をまとめました。

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SEO / COLUMN 13オウンドメディア課題解決事例の書き方|製造業の導入事例を相談につなげる7つの部品

課題解決事例は「〈材質・工法〉で〈部品名〉の〈何が良くなったか〉」という題と、要約カード・相談前・やったこと・結果・判断のポイント・事例ごとの相談ボタンで組みます。結果にはお客様が確認した数字だけを書きます。

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SEO / COLUMN 16オウンドメディア製造業のオウンドメディアは「技術相談サイト⁠」⁠の型で作る:構成と入口

製造業のオウンドメディアは、困りごとの名前を付けた技術相談サイトとして作ると組み立てやすくなります。サイト名、材質・加工・業界の入口、事例とFAQの作り方、全ページ共通の相談口までを順に説明します。

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SEO / COLUMN 17オウンドメディアBtoBサイトの問い合わせ導線の見直し方:フォーム・図面添付・資料DL

BtoBサイトの問い合わせ導線は、フォームの項目、図面の添付、記事ごとの相談ボタン、資料ダウンロードの4つに分けて、問い合わせを妨げる点を見直します。誤送信を防ぐ仕掛けと、受信箱まで確かめる手順も説明します。

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目次

オウンドメディアとは、会社が自分で持ち、自分で中身を決められる情報発信の場のことです。広い意味では、会社のホームページもメールマガジンも、自社のSNSアカウントも含まれます。このサイトでは、その中でも「会社案内のページ⁠」⁠と「お客様の困りごとに答える記事の集まり(課題解決型の記事群⁠)」⁠を分けて考えます。検索で新しいお客様に出会う役目を持つのは、後者です。

会社案内と、課題解決型の記事は何が違う?

いちばんの違いは、読む人がすでに会社を知っているかどうかです。

会社案内のページ 課題解決型の記事
来る人 社名を知っている人 困りごとで検索した人
主な中身 会社概要・設備・採用 技術解説・事例・よくある質問
増え方 ほぼ増えない 相談を受けるたびに増える

商社から紹介された購買担当は、社名で検索して設備や所在地を確かめます。一方、別の会社の設計者は「PEEK 射出成形 注意点⁠」⁠と打ち込みます。この人はまだ社名を知りません。会社案内のページは、この検索には出てきません。役割の違いはオウンドメディアと会社ホームページの違い⁠で例を挙げて比べています。

役割を分けることと、URLを分けることは別の判断

会社案内と記事の役割を分けても、置き場所まで別にする必要はありません。基本は、今の会社HPと同じドメインの中に /guide/ や /soudan/ のような区画を作り、そこに記事を積み上げます。記事を読んだ人をそのまま会社の情報や相談の入口へ案内でき、Search Consoleの登録やリンクの点検も1か所で済むからです。

別のドメインで独立させるのは、次のような理由がはっきりある場合です。

  • 会社名と切り離し、加工名や困りごとの名前を付けた窓口として育てたい
  • 業界全体の情報サイトとして、会社HPとは別の運営体制で続ける

独立させると、管理する場所が2つになり、新しいドメインは検索に出始めるまでにも時間がかかります。私たちは自社で23サイトを運営していますが、サイトが増えるほど点検漏れが起きました。httpsへの転送の設定漏れを、あとから3サイトで見つけています。

うちにオウンドメディアは必要か

自社のお客様が「調べてから頼む人⁠」⁠かどうかで決まります。特殊な材料の加工や試作の少量生産を請け負う会社なら、お客様は発注先を探す前に「この材料は加工できるのか⁠」⁠を検索しています。取引先が数社に決まっていて新しい顧客を取らない会社や、価格だけで選ばれる商品を扱う会社は、時間をかけるわりに得るものが少ないかもしれません。判断の目安はオウンドメディアが向いている会社・向かない会社⁠に書きました。

始める前に決めること

  • 読む人を1人に絞る。「製造業の皆さま」ではなく「樹脂部品の試作先を探している設計担当」くらいまで
  • 記事の答えを誰が出すか。社長か技術者の誰か1人が、月に1時間でも話せること
  • 読んだ人にしてほしいことを1つ決める。図面を送る、サンプルを頼むなど
  • 何か月続けるか。最初の半年は結果が見えにくい前提で決める

文章にする作業は外に頼めても、答えそのものは社内からしか出てきません。

最初の記事は、問い合わせの最初の一文から選ぶ

記事の元は、すでに社内にあります。直近の問い合わせを10件ほど並べ、相手が最初に書いた一文だけを抜き出してください。たとえば「PPの成形品でヒケが出る。肉厚を変えずに直せないか」という一文には、材質・困りごと・制約が入っていて、設計者が検索窓に打つ言葉にほぼそのまま重なります。1つ⁠の問いを1ページにすると、記事の候補になります。

公開時に揃えておきたいのは、次の種類です。

ページ 役割
技術解説 困りごと1つにつき1本。検索からの入口の本体
課題解決事例 相談前の困りごと・対応・結果を示し、自社の課題に対応できるかを判断する材料になる
よくある質問 1問1ページ。短い問いの検索に答える

例えば、最初は同じテーマで10本を候補にし、親になるまとめのページと一緒に出す形を提案しています。テーマが散らばった10本より、何に詳しいサイトなのかが伝わりやすくなります。

記事の下書きにAIを使うこと自体は問題ありません。Googleは作り方ではなく内容の質で評価すると説明しています(AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス)⁠。ただ、AIだけで書いた一般論は、検索上位にすでにある説明の平均になります。実際に受けた相談、うまくいかなかった方法、「この条件なら別の工法を勧める」という判断は、聞き取りでしか埋まりません。聞き取りの手順は社長・技術者への聞き取りから記事を作る手順⁠にあります。

相談の入口は、主な行動を1つに絞る

記事の最後には、その記事を読んだ人が次にしたいことを1つ、ボタンの文言にして置きます。事例なら「この事例と似た図面を相談する」のような形です。電話番号や資料ダウンロードは、補助の連絡手段として控えめに添えます。

フォームは公開前に必ず試し、送信完了の画面が出ることだけでなく、受信箱に届くところまで確認します。

最初の半年は、クリックより表示を見る

新しいサイトは、公開してしばらく検索結果にほとんど出ません。私たちが2026年6〜8月にドメインを取った4サイトも、8月22日時点でクリックは合計0でした(立ち上げ間もない4サイトの実測)⁠。最初の数か月は、検索結果に1回でも表示されたページが何枚あるかで進み具合を見ます。

私たち自身の失敗も書いておきます。暦のメディアで1,024ページを作っても、公開2週間の時点で検索からの流入は0でした。新しい記事から既存の記事へはリンクを張るのに、既存の記事から新しい記事へ張り忘れる事故も3回起こしています。記事を1本出したら、関係する既存のページの側にもリンクを足すところまでを、1回⁠の作業にしてください。

並べ方はサイト設計のカテゴリ⁠、数字の見方は計測と改善のカテゴリ⁠で扱います。私たちへのご依頼は初期費用3万円からで、内容と規模によって変わります。「何を書くか決まっていない」段階から、質問の書き出しを一緒に進めます。

よくある質問

オウンドメディアとは何ですか?

会社が自分で持ち、自分で中身を決められる情報発信の場のことです。会社HPやメールマガジンも含みますが、検索の文脈では、お客様の困りごとに答える記事を自社サイトに積み上げていくものを指すことが多いです。

オウンドメディアは会社HPと別のドメインで作るべきですか?

基本は今の会社HPと同じドメインの中に記事の区画を作ります。会社名と切り離した窓口として育てたい、運営体制が会社HPと別になる、といった理由がはっきりある場合だけ独立させます。新しいドメインは検索に出始めるまで時間がかかります。

オウンドメディアの記事はAIで書いてもいいですか?

Googleは作り方ではなく内容の質で評価するとしています。ただ、AIだけで書いた一般論は他社にも作れるため差が付きません。自社の経験や数字は聞き取りで入れる必要があります。

ご相談・お問い合わせは、フォームまたは公式LINEで承ります。

いまの受注の入り口と、社長や技術者がよく受ける質問をお聞きして、最初に書くべき記事と、社内でAIに任せられる作業をお伝えします。相談は無料です。

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