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COLUMN 186 / オウンドメディア

業務効率化ツールの選び方:中小企業が最初に入れるものを、困っている作業から決める

公開 2026.10.27文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • 道具から選ばない。時間がかかっている作業を書き出して、そこに合う道具を選ぶ
  • 1つずつ入れる。いちどに全部を置き換えると、使われないまま止まる
  • 国の補助金の対象になる道具もある。年度ごとに条件が変わるので公式で確かめる
目次

業務効率化ツールは、道具の名前から選ぶのではなく、社内で時間がかかっている作業から選びます。「AIを入れたい」「RPAが良いと聞いた」⁠か⁠ら始めると、入れたあとに使う作業が見つからず、契約だけが残りがちです。

先に作業を書き出し、それぞれに合う道具を当てはめる。この順番にすると、何に、どれだけの手間をかけるかが決まります。

まず、時間がかかっている作業を書き出す

1週間だけ、社内でくり返している作業と、かかった時間を書き留めます。書くのは次の4つです。

  1. 何の作業か(例:FAXの注文書を受注の一覧に打ち込む)
  2. どのくらいの頻度か(毎日・毎週・毎月)
  3. 1回⁠に何分かかるか
  4. 間違えたとき、何が起きるか

頻度と時間を掛ければ、どの作業にいちばん時間を使っているかが分かります。4は、どこまで機械に任せ、どこを人が確かめるかを決めるときに使います。

作業ごとに合う道具

困っている作業 合う道具 詳しい記事
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顧客や商談の情報が人ごとに散らばっている CRM CRMとは

1つ⁠の作業に、道具を組み合わせることもあります。FAXの注文書をOCRで文字にし、スプレッドシートに貯め、通知はGASで送る、という流れです。

入れる前に決めること

いちどに1つだけ入れる

いちどに全部を置き換えようとすると、覚えることが多すぎて、現場が元のやり方に戻ります。いちばん時間を使っている作業から1つだけ選び、1か月使って、止まり方や困ったことを見てから次へ進みます。

止まったときの戻し方

機械に任せた作業は、いつか止まります。止まったら誰が気づき、手作業でどこから続けるかを先に決めておきます。

外に出してよい情報

クラウドのサービスや生成AIは、データをサービスの側に送って処理します。取引先の名前、単価、図面など、外に出したくない情報を送ってよいかを、サービスの利用規約を見て社内で決めます。決め方は生成AIの社内ガイドライン⁠にまとめています。

補助金を使うときの注意

国には、中小企業がITツールを入れる費用の一部を補助するIT導入補助金⁠があります。ただし、対象になるツールや補助の割合、公募の時期は年度ごとに変わります。申請の前に契約や支払いをすると対象にならないなど、決まりも細かくあります。使うときは、公式サイトで最新の公募の内容を確かめてから進めます。

道具を入れること自体を目的にしない

効果を測るのは、入れた道具の数ではなく、減った作業の時間です。最初に書き出した作業の時間を、入れる前と1か月後で比べます。

私たちも、AIによる業務効率化を仕事の柱の1つ⁠にしています。どの作業から機械に任せるかを決めるところから、メールやチャットで相談を受けています。会社の情報発信まで含めた記事はオウンドメディアのカテゴリ⁠にまとめています。

よくある質問

業務効率化ツールは、何から入れればいいですか?

社内で、毎日・毎週くり返していて時間がかかっている作業を書き出し、時間の多い順に並べます。いちばん上の作業に合う道具を1つ選んで入れ、1か月使ってから次に進みます。道具の評判や機能の多さから選ぶと、使う作業が無いまま契約だけが残ります。

無料のツールでも十分ですか?

作業によっては十分です。データがGoogleスプレッドシートにあるなら、GASは追加の費用なしで使えます。ただし無料のものは上限や保守の面で制限があるので、業務が止まると困る作業には、有料のサービスや会社のアカウントを使います。

IT導入補助金は使えますか?

国の補助金の対象になる道具や使い方があります。ただし対象のツールや補助の割合、公募の時期は年度ごとに変わります。必ず公式サイトで最新の公募の内容を確かめ、申請の前に契約しないなど、決まりに沿って進めます。

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