SEO対策の費用は、対象ページ数と、調査・制作・実装・計測・改善をどこまで頼むかで決まります。料金を比較するときは、作業範囲と成果物をそろえ、社内で負担する仕事も一緒に確認してください。
「SEO一式」という見積もりだけでは、報告書が届く契約なのか、実際にページが直る契約なのか分かりません。対象URL、困っている症状、外注先に完了してほしい作業を先に書き出します。
新しくメディアを立ち上げる際の聞き取りや記事制作の費用は、オウンドメディアの費用を分ける考え方で扱っています。ここでは、既存サイトのSEOを外注する際の比較と、契約範囲を中心に説明します。
同じSEO対策でも、なぜ料金が変わる?
確認するページの種類や、直す仕組みが違うためです。製品ページが同じテンプレートで動くサイトと、部署ごとに別の仕組みで管理しているサイトでは、調査も修正も同じ作業にはなりません。
見積もりの前提として、次の項目を分けます。これは費用を比較するための整理で、業界共通の料金表ではありません。
| 費用を左右する項目 |
確認すること |
見積もりに書く内容 |
| 対象 |
ページ数・種類・言語 |
調査範囲と修正範囲 |
| 調査 |
検索語・競合・技術設定 |
調べる内容と報告物 |
| 制作・実装 |
本文・図表・テンプレート |
誰がどこまで反映するか |
| 計測・改善 |
比較・原因の確認・再修正 |
頻度と実施する作業 |
全ページを調べても、修正するのは主力製品だけという契約も組めます。反対に、一つのテンプレートの不具合を直すことで、多くの製品ページへ反映する作業もあります。調査する量と、変更する量は別です。
単純なページ数の多さだけで高低を判断しないでください。どこに確認の手間があり、どの仕組みを直すかを説明してもらいます。
調査費に、何が含まれる?
GoogleのSEO業者の利用を検討する説明は、コンテンツや構成の見直し、技術的な助言、キーワード調査などを、業者が提供する業務として挙げています。
見積もりでは、そのうち何を頼むかを具体化します。たとえば、製品ページが検索に出ない理由を調べたいなら、対象URLと登録状況の確認が必要です。技術記事は読まれているのに相談につながらないなら、検索語と対応条件、次の窓口までを見る仕事になります。
調査の成果物は、問題の一覧だけで終わらせません。対象URL、問題の根拠、変更案、優先する理由、実装する担当が分かる形を指定します。修正費を別にするなら、調査後にどんな条件で見積もるかも確かめます。
外部ツールの点数を並べた報告は、修正指示と同じではありません。点数からどのページの何を変えるのか説明できるかを確認します。検索の実績を読む準備はSearch Consoleで見る数字で進められます。
制作・実装は、どこまで頼む?
「改善提案をする」「原稿を作る」「公開HTMLへ反映する」は別の作業です。制作会社が別にいるなら、提案を実装する費用と、担当間の確認も必要になります。
製造業の製品ページを例にすると、外注先が文章を整えても、対応材質や加工条件の正しさは社内で確認しなければなりません。寸法図の差し替えを含むなら、図面の公開可否と更新担当も決めます。
依頼前には、次の区切りを合意します。
- 既存ページの修正か、新規ページの制作か
- 原稿と画像の準備、専門内容の確認を誰が行うか
- CMS入力、テンプレート変更、公開作業を含むか
- 公開後の表示確認と、修正対応をどこまで含むか
- 想定外の不具合や追加ページを、どう別見積もりにするか
実装を頼まないなら、社内か制作会社の誰かが手を動かす必要があります。助言の契約を選ぶ際も、実装担当の作業時間が確保されているかを確かめてください。
月額・スポット・成果報酬は、何を比べる?
支払い方と、作業の中身を分けて読みます。同じ月額でも、月次報告だけの契約と、毎月ページを直す契約では、納品されるものが違います。
スポットの調査なら、報告後の質問対応と再確認が含まれるかを確認します。月額なら、その月に何を調査し、何を変え、翌月に何で判断するかを決めます。作業量を固定する契約では、修正が翌月へ残ったときの扱いも必要です。
成果報酬型では、「成果」と呼ぶ状態を読みます。順位なら、対象検索語、対象URL、地域、端末、測定方法、何日達成したら課金するかを確認してください。社名などの指名検索と、新規の依頼先探しを同じ価値で扱わないようにします。
アクセスや問い合わせを成果にする場合も、対象チャネル、重複、対象外の依頼、計測できなかったときの扱いを決めます。報酬の発生条件と、事業として増やしたい相談が一致するかを営業も確認します。
順位保証と成果報酬は別の話
達成したら支払うという契約条件と、必ず上位になるという約束は同じではありません。成果報酬という名称だけで安心せず、何を実施するのかと、どの条件で請求されるのかを確認してください。
順位保証の提案は、どう読む?
GoogleのSEO業者向けの注意には、次の一文があります。
Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。
同じ文書は、Googleとの特別な関係や優先登録を強調する業者にも注意を促しています。費用を払えば自然検索の掲載枠を買える、という仕組みではありません。
「上位保証」の範囲を細かく読んでも、Googleの掲載を業者が自由に決められるわけではありません。未達時の返金条件があることと、使う手法が適切なことも別です。契約期間、解約条件、追加料金と併せて、作業方法を聞きます。
被リンクの購入で上げる提案なら、掲載元と目的、関係性の表示まで確認します。避けるべき増やし方は被リンクとリンクスパムの注意点で扱っています。外注先の作業でも、自社サイトへの影響は残ります。
社内に残す仕事は、何か?
受けたい仕事を決めること、技術内容を確かめること、公開してよい情報を判断することは、社内が関わる必要があります。文章や分析を外に任せても、確認責任まで消えるわけではありません。
営業には、相談で繰り返される疑問や対象外だった条件を出してもらいます。技術担当には、対応範囲と説明の正しさを確認してもらいます。Web担当は、変更履歴と計測環境を管理します。兼任でも、担当と返答する日を決めます。
私たちは新しい記事から既存記事へリンクしたのに、既存記事から新記事へ張り忘れる失敗を3回しました。出典は自社メディアの運営記録です。新規ページの納品だけを見ていると、既存サイトへの組み込みが抜けます。
外注の見積もりでも、公開と既存ページの更新を分けて確かめます。これは「内製なら防げる」という話ではなく、どちらが担当しても作業範囲へ入れる必要がある、という反省です。
見積書で最後に確かめる項目
総額を比較する前に、各社へ同じ確認事項を渡します。回答がない項目は、含まれていると解釈せず、契約前に埋めます。
- 対象URLとページの種類、調査・修正の範囲
- 納品物、実装する担当、確認と承認の方法
- 初期費用・継続費用・追加作業の条件
- 報告する数字、比較期間、計測に必要な権限
- 公開後に問題が見つかったときの修正範囲
- 最低契約期間、解約、データと管理権限の引き継ぎ
「月次レポート」とだけあるなら、次に直すページまで決まる報告かを聞きます。表示はあるのにクリックされない問題なら、ページと検索語を分けて調べる手順のように、症状から作業を説明できるかを見てください。
内製の時間も比較に入れます。安い見積もりでも、社内が調査結果を読み解き、制作会社へ指示し直す仕事が残るなら、その時間を確保する必要があります。
私たちに依頼するときの費用の扱い
ナギサコーポレーションのWebサイト構築・運用は、初期費用3万円からです。内容と規模で変わり、見積もりは無料です。出典は自社のサービス情報で、2026年10月22日に既存の案内と確認しています。
この金額は、SEOの調査、記事制作、技術修正、継続改善がすべて含まれる定額料金ではありません。対象ページと困っている症状を聞き、必要な作業を分けて見積もります。打ち合わせから納品までは、メール・チャットで進められます。
オウンドメディアの構築と運用を依頼する場合も、最初から全作業をまとめず、調査で終えるのか、公開後の改善まで頼むのかを決めます。相談時には、対象URL、今ある見積書、社内で対応できる作業を並べると、範囲を具体化できます。
仕様・出典の確認日:2026年10月22日。