被リンクとは、外部のサイトから自社サイトへ向けられたリンクのことです。自社の製品、会社情報、技術資料などを、別サイトの読者が確かめに来る入口になります。
中小企業が獲得方法を考えるなら、実際の取引先、所属団体、出展した展示会などを洗い出し、掲載の目的に合う公式URLを用意してください。リンクの件数を先に決め、無関係な掲載先を集める順番にはしません。
外部の紹介文が会社の説明へ及ぼす影響はAIは自社サイトの外も読んでいるで扱っています。ここでは文章の評価や順位を頼む話ではなく、リンクの意味、増え方、Googleのポリシーを確認します。
内部リンクや、社名だけの紹介と何が違う?
同じサイトの中で技術記事から製品ページへつなぐものは、内部リンクです。別の会社や団体のサイトから、その製品ページへつながるものが被リンクです。
外部ページに社名が書かれていても、クリックして自社へ移れないなら被リンクではありません。逆に、紹介文が短くても、自社URLへのリンクがあれば外部からの入口になります。
| 外部ページの状態 |
被リンクか |
確認すること |
| 社名が文章にあるだけ |
いいえ |
紹介の事実と内容 |
| 社名から自社へ移動できる |
はい |
リンク先が正式なURLか |
| 製品名から仕様ページへ移動できる |
はい |
紹介した製品と行き先が合うか |
| 自社の記事から別の自社記事へ移る |
内部リンク |
サイト内で必要な説明へ進めるか |
読者の案内先として役立つことと、Googleが順位づけでどう扱うかは区別します。掲載先の種類や件数だけで、何位上がるかを予測することはできません。
事業活動に伴う被リンクは、どう増える?
以下は獲得を保証する手法ではなく、実際の関係や活動を紹介するページの例です。各媒体の掲載基準を読み、該当するものだけを確認します。
取引先の事例紹介から、仕様や製品情報へつながる
取引先が自社の判断で導入事例を公開する際、採用した装置や部品の公式情報へリンクすることがあります。製造業なら、事例の読者が仕様を確かめるためのリンクです。
こちらが準備するのは、公開してよい製品の説明と、現在も開ける正式なURLです。実在する関係があることを前提にし、架空の導入事例を作って相互に紹介することはしません。
取引先がリンクを付けるか、どの属性を使うかは相手が決めます。リンクの掲載を取引条件にしたり、検索語を詰めた文言を強制したりしないでください。
業界団体の会員紹介から、会社情報へつながる
実際に所属する団体に会員紹介欄があれば、登録されているURLを確認します。古いドメイン、移転前のページ、誤ったURLが残っていれば、団体の手順に沿って更新を頼みます。
団体のサイトだから自動的に順位へ強く効く、という選び方はしません。団体の読者が、会員企業の事業や対応範囲を確かめられるかで行き先を選びます。所属していない団体への掲載を求める話でもありません。
展示会の出展者案内から、出展製品へつながる
実際に出展した展示会の紹介欄では、会場で扱う製品や技術のページを案内できます。トップページしか伝えていないなら、媒体が受け付ける範囲で、紹介内容に合う行き先を用意します。
会期終了後もページを使うなら、出展時の情報だと分かる説明と、現在の製品情報へ進める案内を残します。出展料を払った掲載が広告枠に当たるか、リンクをどう扱うかは、主催者の掲載条件で確認します。
自治体の事業や活動紹介から、取り組みの詳細へつながる
参加した事業、認定、公開イベントなどに紹介ページがあるなら、掲載要件と自社の情報を照合します。実際の参加や認定が前提です。自治体のドメインからリンクをもらうためだけに、無関係な登録を重ねません。
どの掲載先でも「相手の読者が、リンクを押した後に何を確認するか」を決めると、渡すページを選べます。自社のプロフィールの表記は社名と紹介文をそろえる手順で整えられます。
やってはいけないリンクの獲得方法は?
Googleのリンクスパムのポリシーは、検索ランキングの操作を主な目的とするリンク作成を問題にしています。代表的な例は次のとおりです。
- 順位を上げるため、金銭や商品などと引き換えにリンクを得る
- 過剰に相互リンクし、交換のためだけのページを作る
- 自動化プログラムやサービスで自社へのリンクを作る
- 掲載元がrel属性を付ける権利を認めず、契約などでリンクを義務付ける
「毎月決まった本数を保証」「大量のサイトへ自動登録」といった提案を受けたら、掲載元と作り方を確認します。件数しか説明できず、読者との関係が無い計画は進めません。
相互リンクのすべてが一律に禁止されているわけではありません。共同開発の紹介から相手へつなぐことと、無関係な会社とリンク交換を続けることは、目的が違います。自社の紹介に本当に必要かを確認してください。
有料広告と、順位評価を買う行為を分ける
Googleは、広告やスポンサー活動のリンクについて、sponsoredまたはnofollowで関係を示せばポリシー違反にはならないと説明しています。有料掲載を一律に禁じているわけではありません。属性を外して順位評価を渡す約束へ変えないでください。
紹介記事の内容や広告表示の扱い、掲載を頼む際に渡す情報は比較サイトや紹介記事への頼み方で説明しています。被リンクの獲得数と、掲載文の正確さは別々に確認します。
sponsored・ugc・nofollowは、どう使い分ける?
rel属性は、リンクを置く側がHTMLのa要素に付けます。自社が被リンクを受ける側なら、相手サイトの属性を自社の管理画面から変更することはできません。
Googleの外部リンクの関係性の説明で確認できる使い分けです。
| 値 |
主な用途 |
注意 |
| sponsored |
広告・有料掲載のリンク |
有料リンクにはこれを推奨 |
| ugc |
コメント・フォーラムなどの利用者投稿 |
企業の編集記事とは用途が違う |
| nofollow |
他の値が適切でなく、関連付けたくないリンクなど |
有料リンクにも引き続き使用可 |
通常の編集上のリンクには、これらの値を必ず付ける必要はありません。複数の関係があるなら、rel="ugc nofollow"のように併記もできます。属性を一つ選ぶだけで、掲載全体が信頼できるものになるわけではありません。
自社が広告を載せる側なら、たとえば次の形で指定します。説明用のURLです。
<a href="https://example.com/product/" rel="sponsored">広告先の製品情報</a>
逆に、広告を出す側なら、掲載元が適切な属性を使えることを前提にします。nofollowを外さないと掲載料を払わない、といった条件にはしません。
nofollowは「被リンクの効果ゼロ」なのか?
私たちも自社の運営で、noteの記事から外へのリンクにnofollowが付いていることを確認しています。出典は自社のリンク確認記録です。ただし、これを「被リンクにならない」「効果ゼロ」とは扱いません。ここで書いているのは確認したリンクの属性で、note全体の恒久的な仕様を保証するものではありません。
Googleの2019年の公式発表は、sponsored・ugc・nofollowを、検索でリンクをどう扱うかのヒントと説明しています。常に順位評価が渡る、常に完全に無視される、のどちらにも単純化できません。
読者はnofollowが付いていてもリンクを押せます。製品情報を読み、相談する入口としての役割は、順位評価とは別です。私たちは、評価の受け渡しを期待して件数を積む計画にはしません。
外部のリンクへnofollowを付けても、リンク先のページが検索から消えるわけではありません。リンクの関係性と、ページの検索登録を混同しないようにしてください。
獲得した後は、件数より何を確かめる?
掲載元URL、紹介した事実、リンク先、掲載日、広告や投稿の別を残します。リンクを得たことだけを完了にせず、クリックした先で紹介内容に合う情報が読めるかを開いて確かめます。
製品の仕様を見たいのにトップへ着き、もう一度サイト内検索が必要なら、行き先の改善を考えます。自社側でURLを変更したときも、古いリンクから案内が途切れていないか確認してください。
訪問や相談を確認できるなら、その記録も残します。リンク掲載後に順位が動いても、本文修正や検索需要の変化を無視して、その一本の効果と断定しません。件数と営業上の成果を別に見る必要があります。
公開できる技術資料や調査があるなら、出典として参照できる形へ整える方法もあります。取り上げてもらう材料の作り方はプレスリリースで公開する事実の選び方で扱います。
第三者メディアとの付き合い方を考える際は、実際の活動と紹介元の読者を起点にします。リンクの数を報告するより、その読者へ何を確かめてもらえる入口を作ったかを記録してください。
仕様・出典の確認日:2026年10月22日。