渚ナギサコーポレーションSEO・LLMO・AEO・AIOのお悩み、全部お任せください。

全国対応打ち合わせから納品まで
メール・チャットで完結します

LINEで
相談する
サイトを
見てもらう
サイトを見てもらう(無料)LINEで相談
COLUMN 184 / オウンドメディア

GASとは:Googleスプレッドシートの作業を自動にする仕組みと、小さな会社で最初に作るもの

公開 2026.10.27文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • GASは、スプレッドシート・Gmail・フォームなどを自動で動かす仕組み
  • 1回⁠の実行は6分まで、メールは1日100人(無料のアカウント)などの上限がある
  • 作った人しか直せない状態にしない。置き場所と説明を会社で残す
目次

GAS(Google Apps Script)⁠と⁠は⁠、Googleが提供する、スプレッドシート、Gmail、Googleフォーム、カレンダーなどを、書いたプログラムどおりに自動で動かす仕組みです。GoogleはApps Scriptの概要で、Google Workspaceと連携する業務用のアプリを作るための開発環境と説明しています。

Googleアカウントがあれば、追加の費用なしで始められます。毎日手でやっている「表を見て、別の表に写して、メールを送る」作業の多くは、GASで自動にできます。

小さな会社で、最初に作るもの

作業 GASでやること
Googleフォームの問い合わせ 届いたら担当者にメールで知らせ、一覧の表に追記する
受注の集計 毎朝、受注の表から今週納期の行だけを抜き出して、別の表にまとめる
在庫の確認 在庫数が決めた数を下回った品番を、毎日決まった時間にメールで知らせる
定型のメール 表の行ごとに、宛先と本文の一部を変えて送る

どれも、データがすでにGoogleスプレッドシートにあることが前提です。紙やFAXで届く書類は、先に文字のデータにする必要があります。その方法はOCRとはで説明しています。

時間を決めて動かす(トリガー)

GASは、ボタンを押したときだけでなく、「毎朝8時」「フォームが送られたとき」のように、決めたきっかけで動かせます。この仕組みをトリガーと呼びます。毎朝の集計や、フォームの通知は、トリガーで動かすのが普通です。

知っておく上限

GoogleはApps Scriptの上限⁠を公開しています。主なものは次のとおりです(2026年10月に確認)⁠。

項目 無料のアカウント(gmail.com など) Google Workspace のアカウント
1回⁠の実行時間 6分 6分
トリガーの合計実行時間 1日90分 1日6時間
メールを送れる宛先の数 1日100人 1日1,500人

1回⁠の実行が6分⁠を超えると、途中で止まります。何万行もある表を1行ずつ処理するような作りは、止まりやすい作業です。Googleは、これらの上限は予告なく変わることがあると書いているので、作る前にページを確かめます。

作った人しか直せない状態にしない

GASでよく起きるのは、作った担当者が異動や退職をしたあと、誰も中身を直せなくなることです。スクリプトは会社のアカウントの共有ドライブに置き、何をするものか、どの表を読んでいるか、止まったら誰に知らせるかを、スクリプトの頭に書いておきます。

生成AIに下書きを頼むときの注意

GASのプログラムは、生成AIに頼むと下書きを作ってくれます。ただし、動くかどうか、意図どおりの行だけを処理しているかは、必ず試しの表で確かめます。本番の表で試すと、間違って行を消したり、取引先に誤ったメールを送ったりしかねません。生成AIへの頼み方はプロンプトの書き方に、社内で使うときの決まりは生成AIの社内ガイドライン⁠にまとめています。

GoogleのサービスではなくWindowsの画面の操作を自動にしたいときは、RPAとはで書いた方法が向いています。どの作業から自動にするかは業務効率化ツールの選び方で、ほかの記事はオウンドメディアのカテゴリから読めます。

よくある質問

GASは無料で使えますか?

Googleアカウントがあれば、追加の費用なしで使えます。ただし、1回⁠の実行時間や1日⁠に送れるメールの数などに上限があり、Google Workspaceのアカウントのほうが上限が大きくなっています。上限は予告なく変わることがあると、Googleは書いています。

プログラミングができなくても使えますか?

書くのはJavaScriptという言語のプログラムなので、まったく書かずには使えません。ただ、スプレッドシートの表を読み、条件に合う行だけを別の表に写す、といった短いものなら、生成AIに下書きを頼み、動きを確かめながら作れます。

GASとRPAは、どう使い分けますか?

GASはGoogleのサービスどうしをつなぐのが得意です。RPAは、パソコンの画面の操作を記録して繰り返すので、Googleのサービス以外の、社内の古いシステムの入力などに向きます。データがスプレッドシートにあるなら、まずGASを考えます。

あわせて読みたい

生成AIの業務活用:中小企業が最初に試す業務と注意点

生成AIの業務活用は、公開情報を使う下書きや要約など、人が確認できる作業から試します。中小企業向けに、問い合わせの一次分類、任せない判断、機密情報を入れない設定と社内ルール、効果を確かめて運用へ移す手順を整理します。

解説を読む
RPAとは:パソコンの画面操作を自動にする仕組みと、GAS・生成AIとの使い分け

RPAとは、人がパソコンの画面でしているクリックや入力を、ソフトに覚えさせて自動で繰り返す仕組みです。決まった手順を毎日くり返す作業に向き、判断が要る作業や画面がよく変わる作業には向きません。GASや生成AIとの使い分けと、止まったときの決め方を説明します。

解説を読む
OCRとは:紙の注文書や検査記録をデータにする仕組みと、AI-OCRを入れる前に決めること

OCRとは、紙やPDFの画像から文字を読み取って、パソコンで扱える文字のデータにする技術です。AI-OCRは手書きや表の読み取りに強くなったものです。製造業のFAX注文書や検査記録を例に、読み取る項目の決め方、確かめる人の置き方、社外のサービスに出すときの注意を説明します。

解説を読む
業務効率化ツールの選び方:中小企業が最初に入れるものを、困っている作業から決める

業務効率化ツールは、道具の名前からではなく、時間がかかっている作業から選びます。紙の入力ならOCR、スプレッドシートの集計ならGAS、画面への打ち込みならRPA、文章の下書きなら生成AI、顧客の管理ならCRM。作業の洗い出し方と、入れる前に決めることを説明します。

解説を読む

いきなり契約する必要はありません。

御社のサイトを見て、「検索とAIから問い合わせを増やすなら、まず何をするべきか⁠」⁠をお伝えします。営業電話はしません。相談だけでも構いません。

自社サイトを見てもらう LINEならURLを送るだけ 打ち合わせから納品まで、メールとチャットで完結します
サイトを見てもらうLINEで相談