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COLUMN 111 / オウンドメディア

展示会の集客:出展前後にWebで進める準備と来場後の資料の渡し方

公開 2026.10.23文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • 出展案内には展示内容と小間の場所を載せ、主催者の来場登録へ迷わず進めるようにする
  • 当日渡す資料のページを先に用意し、名刺交換後に約束した内容を送れる状態にする
  • 会期後も展示品の仕様を確認できるページを残し、お礼から次の確認へつなぐ
目次

展示会の集客では、出展前に見に行く理由と場所を伝え、当日渡す資料を用意し、出展後も展示品を調べられるWebページへつなぎます。会場へ来てもらう案内だけで終わらせず、来場した人が社内で検討を続けるところまで準備してください。

最初に、展示品、来てほしい担当分野、会場で答えられる相談を書き出します。その情報から出展案内と資料のURLを決め、営業が招待を送る前に開ける状態にします。

たとえば樹脂部品の展示なら、成形品を見せるだけか、材質変更の相談も受けるかで案内が変わります。以下は準備の設計例です。出展による来場数や受注の実績を示すものではありません。営業全体の分担はBtoBマーケティングの進め方⁠に任せ、ここでは出展前後のWebに絞ります。

出展前に、何を公開する?

お知らせの題だけでは、訪問する理由が伝わりません。どんな展示品を確認でき、どの課題を相談できるかを本文に入れます。会社の沿革より先に、来場を検討する人が知りたい内容を置きます。

載せるもの 読者が確認すること
展示内容 自分の仕事と関係があるか
会期・会場 行ける日時と場所か
小間番号・地図 会場内のどこへ向かうか
来場登録 何を済ませて入場するか
相談できる内容 何を持参し、何を聞けるか

会期や登録の条件は主催者の案内と照合します。来場登録が必要か、有料か、招待の扱いはどうかを推測で書きません。主催者の最新情報へリンクし、自社で受け付ける面談予約とは区別します。

地図を載せるときは、主催者が認める利用方法を確認してください。画像だけに小間番号を埋め込まず、会場名、ホール、小間番号を本文にも書きます。会場でスマホを開いた人が、地図を拡大しなくても現在の案内を読める形にします。

展示品は、実物、サンプル、動画、パネルのどれを見せるのかも記します。実機を動かさない展示なら、動作を見られるような書き方は避けます。説明員の対応時間や予約枠を載せるなら、社内で確保できた予定だけを出します。

招待は、見に来る理由と一緒に送る

メールや営業資料には、展示会名だけでなく、相手に関係する展示内容と出展案内のURLを添えます。主催者の入場登録と自社の商談予約が両方必要なら、どちらが何の手続きかを書き分けます。

材質の置き換えを相談している相手に、新製品を一律に並べる必要はありません。関連する展示を案内し、必要な情報があるかを確認します。個別の連絡に使う顧客情報を、公開ページの例文へ転記しないようにしてください。

公開した案内へ、どこから進める?

自社のニュース欄に置いただけで、製品ページを読んでいる人から見つかるとは限りません。展示する製品のページと、関連する技術記事から出展案内へ進めるかを確認します。リンクを置くのは、その展示が読者の確認に役立つ場所です。

Googleの内部リンクの説明は、重視するページにはサイト内の別ページからリンクを設けるよう案内しています。これは出展案内の検索順位や来場を保証する説明ではありません。サイト内で案内を発見できるかを点検する根拠です。

私たちは自社メディアで、新記事から既存記事へはリンクを張り、既存記事から新記事へ張り忘れる失敗を3回しました。出典は自社メディアの運営記録です。出展案内でも、公開した担当とは別の人が製品ページからたどる確認を入れます。

招待のメール、印刷物、サイト内リンクで、案内先が別々にならないようにします。変更が出たときに直す元のページを決めておけば、会場や小間の案内を各所で探し直さずに済みます。印刷前には、そのURLをスマホで開いて確認してください。

当日送る資料は、どこへ置く?

会場へ行く前に、資料を開くページを用意します。展示品の仕様、選定時の確認表、相談に必要な情報を、会話した内容に合わせて渡せるようにします。資料全部をまとめたフォルダだけを送り、探してもらう運用は避けます。展示前に、担当者が同じページを使って資料を選び、送れるかも試してください。

ページには、何の資料か、どんな判断に使うか、版と更新日を示します。PDFを配るなら、その資料とページの説明を照合します。古い版を保存した人が、後日現行の仕様を確かめる入口も残してください。

公開してよい製品資料と、個別に渡す図面や見積もりは置き場所を分けます。リンクを知る人だけが開ける状態を、機密資料のアクセス制限と取り違えません。非公開情報は、認証など自社の管理方法に沿って渡します。

資料の中身から作る必要があるなら、ホワイトペーパーの中身と渡し方⁠で整理できます。展示会用だからといって、公開済みの基本仕様を新しい入力フォームの奥へ移す必要はありません。

名刺と一緒に、約束を引き継ぐ

名刺の枚数だけでは、何を送る約束をしたか分かりません。社内の対応記録には、相手が知りたかった課題、渡す資料、追加確認の有無、返事をする部署を残します。機密を含む相談内容は、閲覧できる人も限定します。

たとえば「耐熱性の比較資料を送る」⁠と「個別の使用条件を確認して返す」⁠は別の仕事です。前者のURLを送って、後者まで回答済みにしないでください。当日対応する人が交代しても、未回答が残っていることを分かるようにします。

お礼メールには、何を入れる?

来場へのお礼に続けて、会場で約束した資料と、まだ回答できていない事項を示します。展示会名と展示品が分かれば、受け取った人が会話を思い出せます。相談を希望していない人へ、商談の日程だけを送る必要はありません。

資料のリンクはトップページではなく、該当する資料の案内へ向けます。開けなかったときの会社の窓口も添えます。個別回答が必要なら、資料提供とは別に、誰が何を確認して返事するかを社内で決めてください。

広告宣伝を含むメールには配信の法令確認も必要です。消費者庁に掲載された法律のポイントは、事前同意の原則と名刺などに関する例外を示しています。名刺交換を、そのままメルマガへの登録同意として記録しません。継続配信の手順はBtoBのメルマガの決まり⁠で扱います。

会期が終わったページは、どうする?

出展案内の冒頭に終了したことを書き、古い予約受付を止めます。そのうえで、展示した製品のページ、現行の資料、今後の相談先へつなぎます。会場で配ったURLや保存されたメールから、後日開く人の行き先を残します。

展示品のページには、会場で見たものと同じ製品か分かる名称や写真を使います。試作品と販売中の製品、展示時の仕様と現在の仕様が違うなら区別します。製品化していないものを、今すぐ注文できるようには書きません。

会場で繰り返し聞かれた質問は、公開できる範囲で製品ページの説明へ戻します。たとえば対応材質の説明が足りなかったなら、その箇所を直します。展示会の開催報告を増やすだけで、製品説明の不足を残さないでください。

次回へ、何を残す?

出展案内への訪問、資料の利用、具体的な相談は分けて記録します。資料を開いた操作だけで、読み終えた、購入を決めたとは判断できません。営業の記録では、見積もりや技術確認へ進んだか、何が未確定かを残します。

出展の振り返りでは、来場前に場所が分からなかったのか、当日の約束を引き継げなかったのか、会期後に仕様を探せなかったのかを調べます。次の出展まで待たず、今残っているリンクと資料から直せます。

送信や添付の実装確認はBtoBサイトの問い合わせ導線⁠へ進めます。オウンドメディアの構築と運用⁠の中に出展準備を組み込み、招待を送る前と会期が終わった後の更新担当を決めてください。

仕様・出典の確認日:2026年10月23日⁠。

よくある質問

展示会の集客でWebは何から準備しますか?

誰に何を見てほしいかを決め、出展案内ページを作ります。展示内容、会期、会場、小間番号、場所の案内、主催者の登録方法をそろえ、営業が送る招待にも同じURLを使います。

招待のリンク先は、会社のトップで足りますか?

出展内容と来場方法を確認できる案内へ直接つなぎます。会社トップから出展情報を探し直させず、会場で相談できる内容も示します。

名刺交換後の資料はどこへ置きますか?

展示品や技術テーマごとに、該当資料を開けるページを用意します。資料名、用途、版、更新日を示し、会場で約束した資料のURLを送ります。非公開資料はアクセスを制限します。

会期後に出展案内は削除しますか?

終了したことを明記し、展示品の現行ページや資料へ案内します。古い来場予約の受付は止めます。配布したURLを開く人がいるため、削除だけで済ませません。

お礼メールを送った相手をメルマガへ登録できますか?

お礼と継続配信を分けて扱います。広告宣伝メールには特定電子メール法の確認が必要です。名刺などに関する例外もありますが、私たちの設計案では継続配信の希望を明示して受け付けます。

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