地域と項目を組み合わせたページの題は、地域名と項目を先頭に置き、同じ型の題が何百本並んでも、1本ずつ見分けられる言葉を必ず入れます。題は手で書かず、ページのデータから組み立てます。
たとえば「岡山県の離職率ランキング」と「広島県の離職率ランキング」は、型が同じでも県名で区別がつきます。困るのは、県名が題の後ろに回って省略されるときや、2ページ目以降が1ページ目と同じ題になっているときです。
タイトルタグそのものの決まりはタイトルタグの付け方にまとめました。ここでは、同じ型で量産するページの題に絞ります。
Googleは、検索結果の題をどう決めている?
Googleのタイトルリンクの説明では、検索結果の題は自動で決まります。使う情報として、title要素、ページで目立つ大見出し、h1などの見出し、og:title、ページを指すリンクの文字などが挙がっています。
同じ説明は、title要素を書き換える場合の例も挙げています。量産するページに当てはめると、次のようになります。
| Googleが挙げる例 |
量産ページで起きる形 |
| 題の一部が欠けている |
地域名が空のまま出力される |
| 古い |
年度を手で書き、取り直しても古い |
| 中身を表していない |
題は市町村、中身は県の数字 |
| 定型の文が繰り返される |
違うページに同じ題が付く |
どれも、題を作る仕組みの側で起きます。1ページずつ直すより、型とデータのつなぎ方を直すほうが早く片づきます。
地域名と項目を、題の頭に置く
検索する人は「岡山県 離職率」のように、地域名と項目を打ちます。題の先頭にその2つがあれば、検索結果で目当てのページだと分かります。
| 悪い並び |
直した並び |
| 採用データ|ランキング|岡山県 |
岡山県の離職率ランキング |
| 会社の数字を比べる(倉敷市) |
倉敷市の会社の有給取得率 |
サイト名は後ろに置きます。Googleは題の長さに上限はないとしていますが、検索結果では端末の幅に合わせて省略されると説明しています。後ろが切れても、地域名と項目が残る順番にします。
項目の呼び名は、検索される言葉にする
同じ項目でも、呼び名がいくつもあります。どれを題に使うかは、検索数を測って決めます。
私たちの実測(カイシャのホント)
採用の数字のデータベースで、ランキングの題の呼び名を決めるために月の検索数を測りました。「離職率 ランキング」320、「有給取得率 ランキング」70、「有給休暇取得率」30でした。
出典:Google 広告の検索数を DataForSEO 経由で取得(2026年10月24日)
同じ意味でも、言葉によって検索数が数倍違います。正式な名前が長い項目ほど、短い呼び名で探されていないかを先に確かめてください。正式な名前は本文の定義に書けば足ります。検索数の調べ方は検索ボリュームの調べ方にあります。
同じ型の題が並ぶときは?
Googleの説明には、テレビ番組のサイトの例があります。シーズンごとのページに同じ題が付き、シーズン番号が抜けているため、どのページがどのシーズンか分からないという例です。Googleは大見出しにあるシーズン番号を見つけて、検索結果の題に入れることがあると書いています。
地域のページでは、県名や市町村名がシーズン番号に当たります。ページを見分ける言葉を、Googleに補ってもらう前に、自分で題に入れておきます。
見分ける言葉が抜けやすいのは、次の3つの場所です。
- 一覧の2ページ目以降:1ページ目と同じ題になる
- 同じ名前の市町村:府中市は東京都と広島県にある
- 項目だけ違うページ:項目名を後ろに置き、省略で消える
2ページ目以降には「101〜200位」のように範囲を入れます。私たちのカイシャのホントは、ランキングを全県・全項目で1ページ100社に分けました。分けると、同じ題のページが一気に増えます。一覧の分け方はページネーションのSEOで扱っています。
同じ名前の市町村は、題に県名を足します。名前ではなくコードで市町村を持つ理由は地域ページの作り方に書きました。
県のページと市町村のページで、型を分ける
県のページと市町村のページに同じ型を使うと、「岡山県の離職率ランキング」と「岡山市の離職率ランキング」のように、1字違いの題が並びます。検索結果で見分けにくいうえ、どちらが広い範囲のページか分かりません。
市町村のページは、県名を前に付けて「岡山県岡山市の」と書くか、題の後ろに県名を補います。県のページには、県全体の会社を並べたものだと分かる言葉を入れます。どちらにするかを型の段階で決め、全ページで同じにします。
題と大見出しを、同じ中身にする
Googleは、題を決めるときに大見出しやh1も見ています。題が「岡山県の離職率ランキング」なのに、h1が「ランキング」だけでは、ページの主題が伝わりにくくなります。
題とh1は一字一句そろえなくても構いません。ただ、地域名と項目は両方に入れます。題をデータから組み立てるなら、h1も同じデータから組み立てると食い違いません。見出しの付け方はh1と見出しにまとめています。
時点や件数を、題に入れるときは?
「2025年度」や「上位100社」のような数字を題に入れると、検索結果で中身が伝わりやすくなります。ただし、その数字はデータが変わると古くなります。
Googleは書き換えの例として、毎年同じページを使っているのに、題に最新の日付が反映されていない場合を挙げています。年度を手で書いた題は、データを取り直した後も古いまま残ります。
題に入れる数字は、次のどちらかにします。
- データから自動で入る数字:時点、掲載社数
- 変わらない数字:1ページの表示件数
1つ目は、データを取り直すたびに題も作り直します。取り直しの間隔と、変わったページだけを書き換える方法はデータの取り直しに書きました。題が変わったページは中身も変わっているので、更新日も進めます。日付の出し方は更新日の見せ方にあります。
題の数字と本文の数字を、別々に持たない
題に「掲載120社」と書き、表には118社しかない、という食い違いは、題と表を別の場所で数えると起きます。題の数字は、表を作ったのと同じデータから入れます。
題は、データから組み立てる
量産するページの題は、型と値に分けて持ちます。
{県}{市町村}の{項目}ランキング:{時点}
値が空のときの決まりも型に入れておきます。市町村が無い県のページなら「の」の前を詰める、時点が無いなら「:」から後ろを出さない、のようにします。空の値をそのまま流すと、Googleが挙げる「題の一部が欠けている」状態になります。
組み立てたら、公開する前に機械で数えます。
- 同じ題が2ページ以上に付いていないか
- 題に地域名が入っていないページが無いか
- 題の地域名と、ページの
h1の地域名が同じか
1つ目は、全ページの題を並べて重複を数えるだけで見つかります。公開前の検査のまとめ方は公開前の機械検査で扱っています。
公開した後は、どこを見る?
Googleがページを取得し直して処理するまで、新しい題は検索結果に出ません。公式の説明では数日から数週間かかることがあります。
Search Consoleでは、ページの種類ごとに表示とクリックを見ます。県のページと市町村のページで、題の型を変えた前後を比べるとき、URLのパターンで分けておくと楽です。分け方は種類別の見方にあります。
検索結果に出た題が、自分で付けた題と違っていたら、その差をメモします。Googleが地域名を補っていたなら、題から地域名が抜けている合図です。データ型のサイトの全体の作りはデータベース型からたどれます。
仕様・出典の確認日:2026年10月26日。