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COLUMN 257 / 比較サイト・データベース型

FAQの構造化データは今も効くか:FAQPageの扱いと、FAQを置く理由

公開 2026.11.05文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • FAQのリッチリザルトは2026年5月7日⁠でGoogle検索での表示が終わった
  • FAQPageは急いで外さなくてよい。画面のFAQと同じ内容なら残しても害は無い
  • FAQを置く理由は読者の問いにその場で答えること。答えは必ず画面に出す
目次

FAQのリッチリザルトは、2026年5月7日からGoogle検索に表示されていません。FAQPageの構造化データを付けても、検索結果に質問と答えが折りたたまれて出ることはもうありません。それでも、ページに問いと答えを置く理由は残っています。読者がそのページで持つ問いに、その場で答えるためです。

構造化データの種類ごとの今の扱いは構造化データとはに、FAQの質問の集め方と置き場所はFAQページの作り方⁠に書きました。ここでは、表示の終わりまでの経緯を日付で確かめ、FAQPageを残すか外すかと、FAQを置く理由に絞ります。

FAQのリッチリザルトは、いつ終わった?

経緯は、Googleの発表と更新履歴で日付まで確かめられます。

日付 出来事
2023年8月8日 表示を、よく知られた政府と医療のサイトに限ると発表
2026年5月7日 Google検索で表示されなくなった
2026年5月8日 説明のページに、サポート終了の知らせを追加
2026年6月15日 説明のページを削除

1行目は、Googleの2023年8月の発表です。FAQPageのリッチリザルトは、よく知られていて信頼のおける政府と医療のウェブサイトだけに出し、ほかのサイトでは定期的には出なくなる、という内容でした。この時点で、一般の会社のサイトには、ほぼ出なくなっています。

2行目から4行目は、Googleの更新履歴にあります。5月8日⁠の項目は、この機能が2026年5月7日からGoogle検索に表示されなくなると書いています。6月15日⁠の項目は、FAQのリッチリザルトが検索結果に表示されなくなったため、説明のページを削除したとしています。

2026年10月26日に、もとの説明のページのURLを開くと、更新履歴の削除の項目へ転送されました。2023年⁠の制限は、もう今の扱いの説明としては使えません。

FAQPageは、外したほうがいい?

急いで外す必要はありません。2023年⁠の発表は、構造化データを削除してもよいが、あえて削除する必要は無いとしていました。理由として、使われていない構造化データが検索で問題を起こすことは無く、Google検索で目に見える影響も無い、と書いています。

ただし、どんな場合でも残してよいわけではありません。判断は次のとおりです。

今の状態 どうする
画面のFAQと同じ内容 残しても外してもよい
画面に出ていない問いがある 画面に出すか、外す
答えが古く、画面だけ直した 構造化データも同じに直す
FAQのためだけに足した問い 問いごと見直す

Googleの構造化データのガイドラインは、ページの読者に表示されないコンテンツをマークアップしないよう求めています。リッチリザルトが出なくなっても、この決まりは変わりません。

このサイトの記事は、画面に出しているFAQと同じ内容で、今もFAQPageを出力しています。検索結果の見た目に効かないことは分かったうえで、画面と同じものを同じ仕組みから出している限り、外す手間に見合う理由が無いと判断しています。

型としては今もある

FAQPageは、Googleの機能ではなく、schema.orgの語彙の型です。schema.orgのFAQPageのページは、1つ以上のよくある質問を載せたウェブページと定義しています。同じページには、Googleのウェブのインデックスを月ごとに集計した利用の規模として、100万〜1,000万ドメイン(2026年8月)⁠と出ていました。

Google検索が表示に使わなくなっても、型そのものが消えたわけではありません。ほかの仕組みがこの型をどう使うかは、それぞれの公式の説明で確かめるしかありません。私たちは、Google以外の検索やAIがFAQPageをどう使うかを説明した一次資料を、確かめられていません。

AIに引用されるために入れる?

入れる理由にはなりません。Googleの生成AI向けの最適化ガイドは、構造化データに対する過剰な取り組みを、気にしなくてよいことの1つ⁠に挙げています。生成AI検索に構造化データは必要なく、追加すべき特別なschema.orgのマークアップも無い、という説明です。

同じガイドは、構造化データを、リッチリザルトの対象になるのに役立つので、SEOの一部として使い続けることを勧めています。FAQのリッチリザルトは今は無いので、FAQPageはこの理由にも当たりません。

それでも、FAQをページに置く理由

FAQは、検索結果の飾りではありません。読者がそのページで持つ問いに、その場で答える場所です。リッチリザルトがあった頃も無くなった今も、この役目は変わりません。

私たちの実測(暦のメディア・Search Console)

暦の自社メディアで、Search Consoleの(検索語, ページ)⁠の組を取り、その語がページ本文に書かれているかを機械で照合しました。来ている語がページに無いことが多く、たとえば神社の読み方を調べる語で57位⁠に出ていたページには、読み方の記載がありませんでした。

一覧のページでは、FAQを構造化データにだけ入れ、画面に出していませんでした。これも画面に出すように直しています。

出典:自社メディアの Search Console と作業の記録

読者が検索窓に打つ問いと、ページに書いてある答えが合っていないと、ページはその問いに答えられません。FAQは、本文の流れに入れにくい問いを拾う場所として使えます。Googleのガイドは、検索語のバリエーションをすべて網羅する必要は無いとも書いています。FAQは語を並べるためではなく、実際に聞かれる問いに答えるために置きます。

データのページなら、何を答える?

データのページを読む人がよく持つ問いは決まっています。数字の時点、出典、載っていない会社や地域がある理由、数字が違うと思ったときの連絡先です。答えは1文目で言い切り、数字と時点を入れます。書き方は引用されるデータ⁠のページにまとめました。

製造業の製品ページなら、「最小ロットはいくつか」「図面無しで頼めるか」のように、営業が電話で何度も受けている問いを、そのまま問いの形で置きます。答えの書き方はAIに引用される文章⁠で扱っています。

FAQを点検するときは、構造化データの検証ツールより先に、公開ページを開いて、問いと答えが画面で読めるかを見てください。データのサイト全体の作りはデータベース型からたどれます。

仕様・出典の確認日:2026年10月26日⁠。

よくある質問

FAQPageの構造化データは、今もGoogle検索で使われますか?

FAQのリッチリザルトとしては使われていません。Googleの更新履歴によると、FAQのリッチリザルトは2026年5月7日からGoogle検索に表示されなくなり、6月15日には説明のページも削除されました。

すでに入れているFAQPageは、外すべきですか?

急いで外す必要はありません。Googleは2023年8月⁠の発表で、使われていない構造化データが検索で問題を起こすことは無いとしています。ただし、画面のFAQと中身が違うなら、画面に合わせて直すか外します。

FAQPageを入れると、AIの回答に引用されやすくなりますか?

そうした公式の説明はありません。Googleは生成AI向けの最適化ガイドで、生成AI検索に構造化データは要らず、追加すべき特別なschema.orgのマークアップも無いとしています。

リッチリザルトが出ないなら、FAQはページに要りませんか?

要ります。FAQは検索結果の飾りではなく、読者がそのページで持つ問いに答える場所です。データのページなら、数字の時点・出典・載っていない理由・訂正の窓口を答えておきます。

FAQの答えを構造化データにだけ書くのは、だめですか?

だめです。Googleの構造化データのガイドラインは、ページの読者に表示されないコンテンツをマークアップしないよう求めています。私たちも、一覧ページのFAQを構造化データにだけ入れていた失敗があり、画面にも出すように直しました。

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