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COLUMN 264 / 比較サイト・データベース型

市区町村の人口:住民基本台帳と国勢調査と推計人口の違い

公開 2026.11.07文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • 市区町村ごとの人口は、住民基本台帳に基づく人口か国勢調査で取る
  • 住民基本台帳は登録した人の数、国勢調査は住んでいる人の数で、数え方が違う
  • 地域ページでは出典を1つ⁠に決め、時点と一緒に書く。混ぜると比べられない
目次

市区町村の人口を載せるなら、総務省の住民基本台帳に基づく人口か、国勢調査の数字を使います。同じ年の人口でも、この2つ⁠は時点と数え方が違い、数字が一致しません。地域ページでは、どちらかに決めて、時点と一緒に書きます。

市区町村をコードで持つ方法は地方公共団体コード⁠に書きました。ここでは、人口の数字をどこから取るかに絞ります。

人口の統計は、どれがある?

国の人口の統計で、よく使われるのは次の3つです。2026年10月26日に、各府省のページで確かめました。

統計 時点 市区町村別
住民基本台帳に基づく人口(総務省自治行政局) 毎年1月1日 ある
国勢調査(総務省統計局) 5年ごとの10月1日 ある
人口推計(総務省統計局) 毎月1日⁠・毎年10月1日 無い(都道府県まで)

人口推計に市区町村別が無いことは、統計局の人口推計のQ&A⁠に書かれています。人口推計は全国と都道府県別の人口を推計していて、市区町村別人口は国勢調査の結果か、住民基本台帳に基づく人口を参照するよう案内しています。

住民基本台帳に基づく人口

住民票に記載されている人の数です。総務省の公表ページでは、日本人住民、外国人住民、その2つ⁠を足した総計を分けて、都道府県別と市区町村別の表をExcelで配っています。

最新は令和8年(2026年)1月1日現在の数字で、報道資料の日付は令和8年7月29日でした。1月1日⁠の数字が出るのは、半年以上あとです。

国勢調査

令和7年国勢調査は、2025年10月1日午前零時現在で行われました。調査の概要によると、対象は日本に常住している人で、外国人も含みます。常住とは、その住居に3か月以上住んでいるか、住むことになっていることを指します。

結果は段階を分けて出ます。人口の速報が2026年5月29日⁠、人口等基本集計が2026年9月29日⁠に公表されました(調査の結果のページ)。

人口推計

国勢調査の人口を基準にして、その後の出生、死亡、出入国などを足し引きして出す人口です。毎月1日現在の人口は、その月の下旬に概算値、5か月後に確定値が出ます。総人口には、国内に3か月⁠を超えて滞在する外国人を含みます。

同じ時期でも、数字はどれだけ違う?

2026年10月26日⁠に見た、全国の人口の公表値です。

統計 時点 全国の人口
国勢調査(速報) 2025年10月1日 1億2305万人
国勢調査(人口等基本集計) 2025年10月1日 1億2297万3千人
住民基本台帳に基づく人口(総計) 2026年1月1日 1億2376万7,642人
人口推計(確定値) 2026年5月1日 1億2281万2千人

国勢調査の2025年10月⁠と住民基本台帳の2026年1月は、3か月しか離れていないのに、約79万人違います。人口推計のQ&Aは、2つ⁠の違いを次のように説明しています。

人口推計は、居住の実態に即した国勢調査結果を基準に、その後の出生児数や死亡者数、出入国者数を加減することで算出した人口です。これに対して、「住民基本台帳に基づく人口」⁠は⁠、住民基本台帳に登録されている情報により集計した人口です。

住んでいる人を数えるか、登録している人を数えるかの違いです。どちらが正しいという話ではなく、数え方の違う2つ⁠の数字です。

速報と確定でも、数字は変わる

国勢調査の速報と確定では、全国で約8万人違いました。人口推計も、2026年11月報から基準を令和7年国勢調査の確定人口に切り替え、2025年10月1日から2026年5月1日までの確定値を更新すると、人口推計のページ⁠に書かれています。一度載せた数字が、後から公式に変わります。

都道府県が出す推計人口は?

市区町村別の毎月の人口を、都道府県が独自に推計していることがあります。たとえば東京都の人口(推計)⁠は⁠、令和7年国勢調査の人口(速報値)⁠を基準に、毎月の住民基本台帳人口の増減数を加えて推計しています。

東京都は、新しい国勢調査の結果が出るたびに、過去に出した推計を補正すると書いています。2026年9月30日⁠のお知らせでは、10月下旬に確報値を基に補正する予定でした。都道府県ごとに方法と更新の仕方が違うので、全国のページで使うなら、各県の説明を1つずつ読む必要があります。

地域ページでは、1つ⁠に決める

地域ごとのページに人口を載せるなら、どの統計を使うかをサイトで1つ⁠に決めます。決めずに取ると、次のようなことが起きます。

  • A市は国勢調査、B市は住民基本台帳の人口で、並べた順位が数え方の違いで入れ替わる
  • 人口1万人あたりの会社の数を、市ごとに違う人口で割ってしまう
  • 国勢調査の速報を載せたまま、確定が出ても直さない

全国の市区町村を同じ時点でそろえるなら、毎年出る住民基本台帳に基づく人口が扱いやすい統計です。5年⁠に1度でも、住んでいる人の数で比べたいなら国勢調査を選びます。どちらにしても、表の見出しか出典の行に、統計の名前と時点を書きます。

人口は2026年1月1日現在の住民基本台帳に基づく人口(総計)(総務省)⁠。

「2026年の人口」とだけ書くと、1月1日現在の登録の数なのか、別の時点の数なのかが分かりません。年と年度の書き分けは年と年度の書き方に、平均と時点の読み方は統計の数字の読み方⁠にまとめました。

私たちのサイトの市町村の一覧

私たちが運営する採用の数字のサイトでは、2026年10月24日に、数字の少ない会社を1社1ページ⁠にせず、市町村の一覧の中の1行⁠にまとめました。市町村の一覧のように地域で切ったページは、人口のような地域の数字を添えたくなる場所です。

そのときも、市町村ごとに出典を変えない、時点を書く、公式の数字が更新されたら差し替える、の3つ⁠を守ります。地域のページを薄くしない作り方は地域ページの作り方に、データのページ全体はデータベース型サイトからたどれます。

仕様・出典の確認日:2026年10月26日⁠。

よくある質問

市区町村の人口は、どの統計で調べられますか?

総務省自治行政局の住民基本台帳に基づく人口(毎年1月1日現在)⁠と⁠、総務省統計局の国勢調査(5年ごと、10月1日現在)⁠で⁠す⁠。統計局の人口推計は全国と都道府県までで、市区町村別の人口は国勢調査か住民基本台帳に基づく人口を見るよう、統計局のQ&Aが案内しています。

住民基本台帳の人口と国勢調査の人口は、なぜ違うのですか?

時点と数え方が違うからです。統計局のQ&Aは、人口推計は居住の実態に即した国勢調査を基準にした人口で、住民基本台帳に基づく人口は住民基本台帳に登録されている情報で集計した人口だと説明しています。全国で見ても、2026年1月1日現在の住民基本台帳人口と、2025年10月1日現在の国勢調査人口は約79万人違います。

外国人は人口に含まれていますか?

どれも含みます。住民基本台帳に基づく人口は、日本人住民と外国人住民と総計を分けて公表しています。国勢調査は日本に常住している人を外国人も含めて調べます。人口推計の総人口は、国内に3か月⁠を超えて滞在する外国人を含みます。

国勢調査の速報と確定の数字は、どちらを使えばいいですか?

確定の数字が出ていれば、そちらを使います。令和7年国勢調査では、速報(2026年5月29日公表)⁠の人口は1億2305万人⁠、人口等基本集計(2026年9月29日公表)⁠の人口は1億2297万3千人でした。速報を使ったページは、確定が出たら差し替えます。

人口1人あたりの数字を出すときは、どの人口で割りますか?

サイトの中で1つ⁠に決めます。ある市は国勢調査、別の市は住民基本台帳で割ると、割った数字どうしを比べられません。使った人口の名前と時点を、割った数字の近くに書きます。

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