XMLサイトマップとは、検索エンジンへ知らせたいページのURLなどを、XML形式でまとめたファイルのことです。IndexNowは、ページの追加・更新・削除を対応する検索エンジンへ通知する仕組みです。
作成前に、CMSやサイト生成の仕組みがすでにサイトマップを出していないか確認します。既存の出力があれば、もう一つ手書きの一覧を増やすより、その内容を直します。公開後に新しいページが入らない一覧では、更新のたびに漏れが発生します。
以下は、公開後にGoogleのSearch Consoleと、BingなどのIndexNowへ案内するための手順です。私たちの送信実績や、登録までの速さを示した記録ではありません。
XMLサイトマップに載せるURLは、どう選ぶ?
最初に、検索から訪れてほしいページを決めます。同じ製品が計測パラメータ付きでも開けるなら、すべてを並べず、正式なURLを載せます。非公開ページや、検索から外すお礼ページを機械的に混ぜないようにします。
製造業のサイトなら、会社概要、主な加工や製品、公開の技術記事などを一覧にして、実際に開けるかを確認します。古いページを新製品へ移したなら、転送前のURLだけが残っていないかを見ます。どれを代表にするかはcanonicalと正規URLの決め方で整理できます。
制作担当には、掲載するURLの条件を伝えます。「公開状態で、検索へ出すページ」「正式なURLだけ」のように、管理画面やデータから判定できる条件にします。除外URLを毎回手で削るより、生成元の条件を直すほうが更新漏れを防げます。
sitemaps.orgの書式では、何を書く?
sitemaps.orgのプロトコルに沿う、URL一つ分の例です。ドメインとパス、日付は説明用です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>https://example.com/products/part-a/</loc>
<lastmod>2026-10-22</lastmod>
</url>
</urlset>
全体をurlsetで囲み、URLごとにurlを作り、その中のlocに完全なURLを書きます。ページが増えればurlのまとまりを追加します。lastmodは任意です。日時を管理していないなら、全件に作業日を入れて埋めるのではなく、省略できます。
ファイルはUTF-8で保存します。URLに&が含まれるなら、XML上では&と書く必要があります。URLをブラウザのアドレス欄からそのまま貼るだけでは、XMLとして壊れることがあります。
公開場所は、たとえばサイトのルートの/sitemap.xmlです。訪問者向けのページ一覧をHTMLで作ることとは別です。ブラウザで開いたとき、エラー画面やトップページへの転送にならず、XMLを取得できることを確かめます。
50,000 URL・50MBを超えたらどうする?
sitemaps.orgの上限は、一つのサイトマップにつき50,000 URL、非圧縮で50MBです。両方を満たす必要があります。圧縮した後だけ50MB以下でも、非圧縮時に超えるなら分割します。
超えるときは複数のファイルへ分け、それらの場所をサイトマップインデックスにまとめられます。たとえば製品と技術記事に分ける方法があります。上限まで使い切ることを目的にせず、生成元と更新の管理がしやすい単位で分けます。
分割後は、親のインデックスから各ファイルを開き、さらに各ファイルのURLを開いて確認します。インデックスだけ存在しても、参照先のファイルが無ければページの一覧を取得できません。
URLが少ないサイトで、最初から多段のファイル構成を作る必要はありません。現在のページ数とファイルサイズを確認し、必要になったときに分ける運用でも管理できます。
lastmodは何の日付?Googleはどう扱う?
GoogleのXMLサイトマップの説明は、lastmodを次のように説明しています。
the last significant update to the page
ページへの最後の実質的な更新という意味です。本文、構造化データ、リンクの更新などを挙げ、著作権の日付の変更は含めていません。Googleは、値が一貫して正確だと確認できるときに使うとしています。
たとえば製品の対応材質を変更した日と、サイト全体を再生成した日は別です。後者を全ページのlastmodへ入れると、変更していない仕様ページまで更新したように伝わります。
制作担当には、ページの更新日をどのデータから取るかを確認します。元原稿の更新履歴やCMSの値を使うなら、それが本文の実質的な変更を表しているかまで見ます。出力が自動だから正しいとは限りません。
priorityやchangefreqで順位を指定しない
同じGoogleの文書は、priorityとchangefreqを無視すると説明しています。全URLを最高優先度にする作業より、掲載URLとlastmodの正確さを確認してください。
Search Consoleとrobots.txtでは、どう案内する?
公開したXMLの完全なURLを、Search Consoleのサイトマップレポートへ送信します。送信後は取得状況と処理エラーを確認します。ファイルの更新は公開サイト側で行い、管理画面へ原稿を貼り付ける作業ではありません。
Googleの送信方法は、robots.txtにサイトマップの場所を書く方法も案内しています。説明用の記述です。
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml
これはXMLファイルの場所を知らせる行です。ページのクロールを許可する指定でも、インデックス登録の命令でもありません。robots.txt全体の構文はrobots.txtの書き方で確認できます。
送信先には、ファイル名だけでなく、どのサイトのどのURLを送ったかを残します。テスト環境のドメインや、移転前のファイルを送っていないかを照合してください。取得できても登録されないときは、通知を繰り返す前に検索に出ない理由の切り分けへ進めます。
BingのIndexNowは、どう設定して送る?
Bingの導入手順では、CMSなどによる対応を確認し、手動で実装するならキーの用意、キーの公開、URLの送信、受信状況の確認へ進みます。既存の連携が動いていれば、手動送信の仕組みを重ねる前にその設定を確認します。
IndexNowの公式仕様は、ホスト上のテキストファイルを使って所有を確認する方法を示しています。手動設定なら、UTF-8のキー用ファイルを公開し、送信するURLと同じホストについて確認できるようにします。
通知するのは、追加・更新・削除したURLです。削除も通知できるため、「登録したい全ページを毎回送る仕組み」とは違います。更新の発生時に対象URLを取り出す作りにします。
公式FAQにあるBingの送信先はhttps://www.bing.com/indexnowです。一つの対応先へ送った通知は、IndexNowに対応する検索エンジン間で共有されます。GoogleのSearch Consoleへ送るサイトマップとは、別の作業として記録します。
公開作業へ組み込む順番
- 公開したページが正式なURLで開けるか確認する
- サイトマップへ追加・更新・削除を反映する
- Googleへファイルの場所を案内し、取得や処理の状態を確認する
- IndexNowで変更URLを通知し、Bing側の受信状況を確認する
- 送信と検索への登録を分けて記録する
これは採用する運用手順の提案です。私たちが実施した回数や、送信による流入増を示すものではありません。
送信が成功した後は、何を確認する?
IndexNowの仕様は、HTTP 200がURLの受信を表すと説明しています。クロールや検索登録の完了を示すものではありません。送信した日、対象URL、返った状態を記録し、後で検索側の取得・登録の状態と比べます。
サイトマップでも、ファイルを取得できたことと、その中の全URLが登録されたことを混同しません。製品ページを開き、不要な除外指定が無いか、本文が読めるかを確認します。削除通知を送ったURLは、本当に削除した状態を返しているかも見ます。
自動通知を入れたら、通常の更新を一度行い、対象URLが通知に含まれるかを確かめます。更新していない全URLまで送られていれば、変更を判定する部分から直します。
サイトマップだけが新ページへの道にならないよう、既存ページからの内部リンクも確認してください。サイト設計と内部リンクの整理に、公開後の通知担当と確認担当まで含めれば、ファイルを置いたまま放置するのを防げます。
仕様・出典の確認日:2026年10月22日。