作ったページが検索に出ないのは、Googleにまだ見つかっていないか、インデックスに登録されていないか、登録されても表示されるだけの検索語が無いかのどれかです。Googleはすべてのページを登録するとは約束していないので、作った直後に出ないのはむしろ普通です。
私たちも、1,024ページ作って流入0だった
最初に私たちの失敗を書きます。暦のメディアで1,024ページを作って公開したとき、2週間の時点で検索からの流入は0でした。作ったことと、検索に出ていることは別の話でした。
2026年6〜8月にドメインを取った4サイトも同じでした。2026年8月22日の時点(Search Console)で、クリックは4サイト合計0。3サイトは1ページも検索結果に表示されていませんでした。サイトごとの数字は立ち上げ間もない4サイトの実測に載せています。
その後、4サイトのうち医師の転職比較サイトは、8月31日〜9月27日の28日間で表示4,214回・平均9.7位まで来ました。看護師の転職比較は表示2,308回・平均13.9位、資金調達の解説サイトは表示1,621回・クリック15です。止まっているように見えた期間にも、Googleの側では処理が進んでいたと見ています。
Googleの仕組み:検索に出るまでの3段階
GoogleのGoogle 検索の仕組みでは、ページが検索結果に出るまでを3つの段階で説明しています。
- クロール:Googleのクローラーがページを見つけて、中身をダウンロードする
- インデックス登録:ページの中身を解析し、Googleのインデックスに保存する
- 検索結果の表示:検索した人に、関連する情報を返す
同じページには、次の一文があります。
ページが Google 検索の基本事項に準拠していても、ページがクロールされてインデックスに登録され、検索結果に表示される保証はありません
ルールどおりに作っても、登録されるかどうかはGoogleが決めます。だから、どの段階で止まっているかを確かめてから手を打ちます。
どの段階で止まっているかを確かめる
インデックス登録レポートで「登録されていない理由」を見る
Search Consoleの「ページ」レポート(ページのインデックス登録レポート)には、登録されていないページとその理由が並びます。Googleのページのインデックス登録レポートの説明から、よく出る理由を抜き出します。
| 表示される理由 |
Googleの説明 |
意味すること |
| 検出 - インデックス未登録 |
検出されましたが、まだクロールされていません |
見つかってはいるが、まだ読みに来ていない |
| クロール済み - インデックス未登録 |
クロールされましたが、インデックスには登録されていません |
読んだうえで、登録しなかった |
| ページにリダイレクトがあります |
別のページにリダイレクトする非正規 URL |
転送元のURLなので登録されない |
| 重複しています |
他のページと重複していますが、優先する正規ページとして指定されていません |
似たページが別にあり、そちらが代表になっている |
同じ説明ページには「サイトのすべての URL がインデックスに登録されるわけではありません」ともあります。登録されていないページがあること自体は、異常ではありません。見るべきは、登録してほしい記事がどの理由で止まっているかです。
「重複しています」が多いときは、中身の似たページを量産していないかを見ます。Googleは似たページの中から代表を1つ選ぶので、代表に選ばれなかったページは登録されません。地名や型番だけを入れ替えたページを大量に作ると、ここに積み上がりやすくなります。重複の扱いは、Googleの重複したURLの統合に詳しく書かれています。
「ページにリダイレクトがあります」は、多くの場合は問題ありません。http から https へ転送しているURLなどが、ここに入ります。
表示ページ率で「登録されても出ていない」を見る
インデックスに登録されていても、そのページに合う検索語が無ければ検索結果には出ません。ここを確かめるのが表示ページ率です。ある期間に検索結果へ1回以上表示されたページの数を、公開しているページの数で割ったもので、私たちが自社メディアで使っている指標です。
インデックス登録レポートは「登録されたか」、表示ページ率は「登録されたうえで、検索で使われたか」を見ます。両方を見ると、止まっている段階が分かります。数え方はSearch Consoleで最初に見る4つの数字で説明しています。
検索に出にくいページ、出やすいページ
一覧ページは、データがあれば一気に増やせます。ただ、立ち上げ間もない4サイトでページの種類ごとに数えると、一覧ページは記事より検索に出にくい結果でした。数字は立ち上げ間もない4サイトの実測に載せています。
検索に出ないときに、私たちがやっていること
サイトマップを送り、URL検査は補助として使う
ページが多いサイトは、サイトマップをSearch Consoleに送ります。Googleは再クロールをリクエストする方法で、多数のURLがある場合はサイトマップを送信するよう勧めており、クロールには「数日から数週間かかることがあります」と書いています。
1ページずつ登録を頼める「URL検査ツール」もあります。ただしURL検査ツールの説明には「リクエストを送信しても、ページが Google インデックスに表示されるとは限りません」とあります。重要なページで使う補助の手段と考えています。
新しいページへ、既存のページからリンクを張る
Googleのクローラーは、リンクをたどってページを見つけます。新しいページが、サイト内のどこからもリンクされていなければ見つかりにくくなります。
私たちは、新しい記事から既存の記事へはリンクを張るのに、既存の記事から新しい記事へのリンクを張り忘れる事故を3回やりました。いまは記事を出すたびに、関連する既存記事の側にもリンクを足しています。サイト内リンクが6本以下のページを20枚から7枚に減らしたこともあります。張り方は内部リンクとアンカーテキストの付け方とハブページと階層構造の作り方にまとめています。
検索されている言葉を、ページに書く
インデックスに登録されているのに出ない、あるいは出ても順位が低いページは、言葉を確かめます。暦のメディアで、Search Consoleに来ている検索語とページの本文を機械で照合したところ、来ている語がページに無いことが多くありました(検索語と本文を照合した暦メディアの事例)。
お客様が実際に使う言葉を集める方法は社長・技術者への聞き取りから記事を作る手順で説明しています。
http・wwwの転送を確かめる
同じページが http / https、www あり・なしの4通りのURLで検索結果に出ている場合、転送の設定が漏れています。私たちは3サイトでこの漏れを見つけました。同じGoogleの説明で、HTTPからHTTPSへのリダイレクトを追加するよう勧められています。
外部ツールで「出ていない」と出ても、すぐに信じない
順位や流入を推定する外部ツールで、自社サイトが検索に出ていないように見えることがあります。私たちの場合、ある外部ツールの流入ページ推定は「13ページ・流入0」でしたが、Search Consoleで実測するとそれより大きく多くのページが検索に出ていました。
外部ツールは、Googleのデータを直接見ているわけではありません。自社サイトの順位と流入の判断はSearch Consoleでします。
待つことと、放っておくことは違う
立ち上げ直後に数字が出ないのは普通です。ただし、インデックス登録レポートで大事な記事が「クロール済み - インデックス未登録」のまま動かない、表示ページ率が何か月も0%のまま、という場合は、待つだけで済ませないでください。記事の中身、サイト内リンク、URLの設定のどこで止まっているかを確かめてください。
数字の読み方の全体像は計測と改善のカテゴリにまとめています。