渚ナギサコーポレーションSEO・LLMO・AEO・AIOのお悩み、全部お任せください。

全国対応打ち合わせから納品まで
メール・チャットで完結します

LINEで
相談する
サイトを
見てもらう
サイトを見てもらう(無料)LINEで相談
COLUMN 205 / サイト設計

スマホ表示の確かめ方:モバイルファースト インデックスの点検

公開 2026.10.28文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • Googleはスマホ用のクローラーで取ったモバイル版の内容で、登録と順位付けをする
  • 確かめるのは2つ⁠。PCとスマホで中身が同じか、Googleがスマホとして取得できるか
  • モバイル フレンドリー テストは2023年12月⁠に終了。URL検査・Lighthouse・実機で見る
目次

Googleは、スマートフォン用のクローラーで取得したモバイル版のページの内容を、検索のインデックス登録とランキングに使います。これをモバイルファースト インデックスと呼びます。スマホ表示の点検では、PCとスマホで中身が同じかと、Googleがスマホとして取得できるかの2つ⁠を確かめます。

この記事は、2026年10月25日⁠にGoogleのモバイルの公式ガイド⁠と関連する資料を開いて確かめた内容です。

モバイル フレンドリー テストは、もう使えない?

使えません。Googleは2023年4月の記事で、Search Consoleのモバイル ユーザビリティ レポート、モバイル フレンドリー テスト、そのAPIを2023年12月1日から提供終了すると予告しました。旧ツールの紹介記事⁠の冒頭にも、終了したと追記されています。

同じ記事でGoogleは、モバイルの使いやすさが重要でなくなったから終えるわけではないと書いています。評価できる道具として、Chromeの Lighthouse などが増えたことを理由に挙げています。古い解説記事で「テストに合格すればよい」⁠と書かれていても、今はその道具がありません。

Googleは、スマホ版の何を見ている?

公式ガイドには、PCとスマホで次のものをそろえるよう書かれています。

項目 ガイドが求めていること
本文 スマホにもPCと同じ主要な内容を載せる
見出し スマホでも明確で意味のある見出しを使う
構造化データ PCと同じものをスマホ版にも入れる
title・説明文 PCとスマホで同じにする
画像 小さすぎる画像を避け、同じ代替テキストを付ける
robots meta PCとスマホで同じ指定にする

製造業のサイトで起きやすいのは、本文の差です。PCでは製品ページに寸法と材質の表があるのに、スマホでは表を消して「詳しくはカタログをご覧ください⁠」⁠に置き換えている形です。スマホ版で評価されるので、表の中にしか無い型番や寸法は、検索で使われないおそれがあります。

タップしないと読み込まれない本文

ガイドは、メインの内容をスワイプ、クリック、入力などの操作をしたときの遅延読み込みにしないよう求めています。Googleは、読み込みにユーザーの操作が必要な内容を読み込まないという説明です。

HTMLの中に本文があり、アコーディオンを開くと見えるだけの作りとは分けて考えます。問題になるのは「仕様を見る」⁠を押して初めてサーバーから表を取ってくる作りです。タブで畳むこと自体の扱いはクロールバジェットの記事でも触れています。

サイトの作りは、どれになっている?

公式ガイドは、モバイル対応のサイトの作り方を3つ挙げています。

  1. レスポンシブ デザイン:同じURLで同じHTMLを返し、画面の幅で見え方だけを変える
  2. 動的な配信:同じURLで、機器に応じて違うHTMLを返す
  3. 別個のURL:スマホ用に m. などの別のURLを用意する

Googleは、実装と維持がいちばん簡単な形としてレスポンシブ デザインを勧めています。この形なら、ガイドの細かい注意の多くは当てはまりません。PCとスマホで中身とメタデータが同じになるからです。

制作会社に「うちはどれですか」⁠と聞けば分かります。2か3なら、スマホ版にだけ noindex が付いていないか、PCの各ページに対応するスマホのページがあるかを、ガイドの困ったときの節に沿って確かめます。PCの多くのページをスマホのトップへ転送している作りは、ガイドがエラーとして挙げている例です。

別個のURLなら、canonicalとalternateを見る

m. のような別のURLでスマホ版を出している場合、ガイドは、PC版のURLを正規URLにし、スマホ版をその代替として示すよう求めています。PC版のページには、スマホ版のURLを示す rel="alternate" を書き、スマホ版のページには、PC版を指す rel="canonical" を書きます。

ガイドはほかにも、エラーページのステータスをPCとスマホでそろえること、スマホ版のURLに#の後ろの部分を使わないことを挙げています。PCでは普通に読めるのに、スマホ版だけエラーを返すページは、インデックスに登録されないという説明です。

画像は、同じURLと同じ代替テキストで

画像も、PCとスマホで同じ代替テキストを付けます。PCとスマホで画像のURLが違うと、移行のときに画像検索からの流入が一時的に減ることがある、ともガイドは書いています。ページに直接書いたSVGの中で <image> を使って読み込んだJPGは、登録できないという例も載っています。代替テキストの書き方はalt属性の書き方⁠にまとめています。

手順1:代表ページを選んで、スマホで開く

全ページを見る必要はありません。テンプレートの種類ごとに1枚ずつ選びます。トップ、製品一覧、製品ページ、技術記事、問い合わせフォームのような単位です。同じテンプレートなら、1枚⁠で問題が見つかれば全体に同じ問題があります。

実機で開くのがいちばん確かです。手元に無いときは、Chromeのデベロッパーツールのデバイスモードでスマホの画面幅を試せます。ただしデバイスモードの説明は、これを一次近似と呼び、実機でコードを動かすわけではないと断っています。最後は実機で確かめます。

見るのは次の点です。

  • 表や画像が画面からはみ出し、横にずれないか
  • PCにある仕様表や注意書きが、スマホで消えていないか
  • 「詳しく見る」⁠を押さないと出ない本文が無いか
  • 問い合わせボタンや電話番号がタップできるか

手順2:URL検査で、Googleの取得を見る

Search ConsoleのURL検査ツール⁠に代表ページのURLを入れます。インデックス登録の結果には、クロールに使われたユーザー エージェントの種類(パソコンかモバイルか)⁠が表示されます。

次に「公開 URL をテスト」⁠を押します。ヘルプによると、レンダリングされたページのスクリーンショットはこのライブテストでだけ見られます。スクリーンショットとHTMLで、スマホで消えている表や、読み込まれていない本文が無いかを確かめます。ライブテストに通っても、インデックス登録が保証されるわけではありません。

手順3:Lighthouseで、表示の設定を見る

ChromeのLighthouseは、パフォーマンスやユーザー補助、SEOの監査を行う道具です。デベロッパーツールからそのページに対して実行できます。

スマホで基本になるのは、HTMLの head にある viewport の指定です。web.dev のレスポンシブの基本は <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1"> の形を示し、この指定が無いページはLighthouseの監査で見つけられると書いています。読み込みの速さや点数の読み方はPSIの見方と表示速度の指標⁠の記事に任せます。

手順4:PCとスマホのHTMLを比べる

動的な配信か別個のURLの作りなら、PCとスマホで返るHTMLを比べます。制作担当に頼むなら「スマホのユーザー エージェントで取得したHTMLと、PCで取得したHTMLの差を出してほしい⁠」⁠と伝えます。

このサイトの記事ページで試すと、スマホのユーザー エージェントで取得しても、PCで取得しても、同じHTMLが返りました(2026年10月25日⁠に curl で確認⁠)⁠。違ったのは、配信サービスがメールアドレスを隠すための符号の部分だけです。レスポンシブの作りなら、こうした比較で差がほぼ出ないことを確かめておけば、点検の範囲を画面の見え方に絞れます。

スマホ版の noindex に注意

別個のURLの作りで、スマホ版にだけ noindex や nofollow が付いていると、ガイドはクロールとインデックス登録に失敗することがあるとしています。スマホ版を作り直したときは、robots meta がPCと同じかを最初に見ます。

見つかった問題は、どう渡す?

制作担当へは、ページのURL、実機かデバイスモードかの別、画面のスクリーンショット、PCとの差を1行ずつ渡します。「スマホで見にくい」だけでは、何を直すかが決まりません。

使いやすさの点検項目(タップの大きさ、色、フォーム)⁠はユーザビリティ⁠で扱っています。検索に出ないこと自体の切り分けは検索に出ない理由から始めます。サイト全体の設計はサイト設計にまとめています。

仕様・出典の確認日:2026年10月25日⁠。

よくある質問

モバイルファースト インデックスとは何ですか?

Googleが、スマートフォン用のクローラーで取得したモバイル版のページの内容を、インデックス登録とランキングに使う仕組みです。PC版にだけ書いてある内容は、検索の評価に使われないおそれがあります。

モバイル フレンドリー テストは、今も使えますか?

使えません。Googleは、Search Consoleのモバイル ユーザビリティ レポート、モバイル フレンドリー テスト、そのAPIの提供を2023年12月1日⁠に終えています。今はURL検査、Chromeの Lighthouse、実機での確認を組み合わせます。

レスポンシブデザインなら、何も確かめなくていいですか?

PCとスマホで同じHTMLが返るので、中身の差は出にくくなります。それでも、タップしないと本文を読み込まない作りや、画面の幅からはみ出す表や画像は起こります。代表ページはスマホで開いて確かめます。

スマホではタブやアコーディオンに入れて畳んでもいいですか?

HTMLの中に本文があり、開くと表示されるだけなら問題になりにくい作りです。Googleが注意しているのは、スワイプやクリックなどの操作をしてから初めて読み込まれる本文です。Googleは、読み込みに操作が必要な内容を読み込まないと説明しています。

Search Consoleで、Googleがスマホで取得したかは分かりますか?

URL検査で、クロールに使われたユーザー エージェントの種類(パソコンかモバイルか)⁠が表示されます。公開URLのテストでは、Googleが描いた画面のスクリーンショットも見られます。

あわせて読みたい

Core Web Vitalsとは?3指標の基準と中小企業サイトの直し方

Core Web Vitalsとは、読み込み・操作への反応・表示の安定性を測る3指標です。3指標の良好基準、Search ConsoleとPageSpeed Insightsの違い、順位との関係、サイトを直す順番を説明します。

解説を読む
PageSpeed InsightsとLighthouseの見方:指摘を読む順番

PageSpeed Insightsは実際の利用データとLighthouseの試験結果を分けて読みます。点数と順位の違い、URLとオリジンの確認、画像やスクリプトの指摘から修正箇所を決める手順、修正後の記録を説明します。

解説を読む
ユーザビリティとは:アクセシビリティと合わせて確かめる使いやすさ

ユーザビリティは目的を達成できる使いやすさ、ウェブアクセシビリティは障害のある人も情報や機能を利用できることです。JISとWCAG、合理的配慮との関係を整理し、キーボード、画像、色、フォームの点検手順を説明します。

解説を読む
クロールバジェットとは:中小企業のサイトで本当に気にする必要はあるか

クロールバジェットとは、Googleがサイトを取得するために割り当てる時間や資源のことです。公式資料が対象とする規模と更新頻度、中小企業で先に調べる未登録・ソフト404・重複の問題、モバイル ファースト インデックスとの違いを説明します。

解説を読む

いきなり契約する必要はありません。

御社のサイトを見て、「検索とAIから問い合わせを増やすなら、まず何をするべきか⁠」⁠をお伝えします。営業電話はしません。相談だけでも構いません。

自社サイトを見てもらう LINEならURLを送るだけ 打ち合わせから納品まで、メールとチャットで完結します
サイトを見てもらうLINEで相談