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COLUMN 217 / サイト設計

リンク切れの調べ方:404を見つけて直す手順

公開 2026.10.28文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • 404があること自体は、ほかのページの評価を下げないとGoogleは説明している
  • 直すのは自社が作っているリンク。参照元ページから、どこに古いURLが残るかを探す
  • 移転なら301、削除して代わりが無いなら404のまま。トップへの一律の転送はしない
目次

リンク切れは、リンク先のURLが404(見つかりません)などを返し、目的のページが開かない状態です。調べるときは、Search Consoleで404のURLを見つけ、そのURLを指しているリンク元を探して、リンク元の側を直します。404があること自体は、サイトの評価を下げないとGoogleは説明しています。

製品の終売やサイトの作り替えのたびに、古いURLへのリンクは残ります。読みに来た人が開けない状態は直すべきですが、404の件数を0にすることが目的ではありません。

404があると、サイトの評価は下がる?

Googleの公式ブログの404についての記事は、古い記事ですが、今もGoogle 検索セントラルに載っています。次の説明があります。

If some URLs on your site 404, this fact alone does not hurt you or count against you in Google's search results.

サイトの一部のURLが404を返すことだけでは、検索結果で不利にならない、という意味です。同じ記事は、存在しなくなったURLがあることが、ほかの200を返すURLの成績に影響しないとも書いています。

Search Consoleのクロールの統計情報⁠のヘルプも同じ立場です。サイト上のすべての404を解決するのは難しく、「意味がなく望ましくもありません⁠」⁠とあります。ページを置き換えずに削除したなら、404を返すのが正しい応答です。

Googleのステータスコードの説明では、4xxを返すURLは登録されず、すでに登録されていたURLは登録から外れます。大事なページがいつの間にか404を返していたら、そのページは検索に出なくなります。直す必要があるのは、こちらの場合です。

リンク切れには、どんな種類がある?

同じ「404」⁠で⁠も⁠、どこにあるリンクかで、直す人と直し方が変わります。

種類 例 直し方
サイト内のリンク 記事から終売した製品ページへ リンク元を直す
外部から古いURLへ 取引先のページから移転前のURLへ 新しいURLへ301
自社から外部へ 業界団体の資料へのリンクが消えた 差し替えるか外す
存在したことのないURL 書き間違いや自動生成のURL 多くは放置してよい

サイト内のリンクは、自社で全部直せます。外部からのリンクは相手のページを直せないので、自社の側で転送を用意します。Googleのブログは、正しいURLの書き間違いで来ているリンクなら、正しいURLへ301で転送すれば、その訪問を受け取れると書いています。

存在したことのないURLについて、同じブログは、自社サイトに存在しないURLの404は無視してかまわないとしています。外部サイトの書き間違いや、CMSの設定、JavaScriptに書かれたリンクの読み取りなどで生まれることがある、という説明です。

Search Consoleで、404をどう見つける?

ページのインデックス登録レポートを開く

ページのインデックス登録⁠のレポートの、登録されなかった理由の表に、見つかりませんでした(404)⁠の行があります。ヘルプは、Googleがこの URLを明示的なリクエストやサイトマップ無しで見つけたもので、別のページからのリンクで見つけた可能性があると説明しています。

行を開くと例のURLが並びます。例は最大1,000件で、1,000件未満でもすべてが出るとは限りません。エクスポートして、次の3つ⁠に分けてください。

  1. 公開しているはずのページ(応答の誤り)
  2. 移転したページ(転送の漏れ)
  3. 削除して代わりが無いページ、存在したことのないURL(多くはそのまま)

ヘルプは、Googlebotが404のURLにしばらくアクセスを試み続け、頻度は下がるものの、見つけたURLを完全に消す方法は無いとも書いています。3つ目のURLが一覧に残り続けても、異常ではありません。各理由の読み方は未登録の理由にまとめています。

URL検査で、参照元ページを見る

404のURLをURL検査に入れ、検出の項目にある参照元ページを見ます。Googleがそのページを見つけるのに使った可能性があるページが表示されます。

ヘルプによると、参照元ページは直接リンクしているページのこともあれば、2〜3階層上の親ページのこともあります。表示が無くても、参照元が無いとは限りません。出てきたページを開き、ブラウザのページ内検索で古いURLの一部を探すと、リンクの場所が見つかります。

クロールの統計情報で、404の割合を見る

設定の中にあるクロールの統計情報では、Googleが受け取った応答をステータスコード別に見られます。ここで404の割合が急に増えていれば、テンプレートの変更やURLの付け替えで、まとめてリンクが切れた疑いがあります。

ヘルプは、ページ数が1,000未満のサイトなら、このレポートを使う必要は無いとしています。小さなサイトは、登録レポートとURL検査で足ります。

サイト内のリンクを、まとめて確かめるには?

Search Consoleに出るのは、Googleが見つけた404だけです。公開前のページや、Googleがまだ読みに来ていないリンクは出てきません。サイト内のリンクを自分でたどる道具を併用します。

ウェブの標準を決める団体W3Cが公開しているLink Checkerは、URLを入れると、そのページのリンク先を1つずつ確かめます。製品の一覧ページのように、リンクが集まるページから順に入れていきます。

ページ数が多いサイトでは、サイトマップに載っているURLを全部開き、応答のステータスコードを一覧にする方法もあります。制作担当に頼めば、短いスクリプトで作れます。サイトマップに404のURLが残っていたら、それ自体も直す対象です。

私たちのリンクの点検

暦のメディア(oshiounki.jp)⁠で⁠は⁠、サイト内リンクが6本以下のページを、20枚から7枚⁠に減らしました。新しい記事から既存の記事へはリンクを張るのに、既存の記事から新しい記事へ張り忘れる事故も3回やっています。

リンクを1本ずつ確かめる作業は、切れたリンクを探すときにも、リンクが少ないページを探すときにも同じ一覧を使えます。点検は2つまとめて行うと手間が減ります。

出典:自社メディアの運営記録

見つけたら、どう直す?

直す場所は、404を返しているURLではなく、そこへ案内しているリンク元です。リンク元を新しいURLに書き換えれば、転送を通らずに目的のページが開きます。

  • サイト内のリンク:本文・メニュー・一覧のリンクを新しいURLへ書き換える。テンプレートに入っているなら、テンプレートを直す
  • 移転したページ:古いURLから新しいURLへ301で転送する。手順は301リダイレクトの手順にある
  • 削除して代わりが無いページ:404のまま残す。開いた人を戻す案内は404ページ⁠の作り方で作る
  • 外部サイトへのリンク:相手の新しいURLを探して差し替える。見つからなければリンクを外す

存在しないURLを、まとめてトップページへ転送するのはやめてください。Googleのブログは、存在しないURLをトップページへ転送する作りを、200を返す見た目のよい404ページ⁠と並べて、サイトの理解と登録に悪い影響が出うる例として挙げています。中身が「見つかりません」なのに200を返すと、ソフト404として扱われます。見分け方はソフト404の直し方⁠にまとめています。

製造業なら、終売した製品ページへのリンクが、技術記事や事例の本文に残る場面がよくあります。後継の製品があれば後継のページへリンクを書き換え、古いURLも後継へ301で転送します。後継が無ければ、技術記事のリンクを外し、製品の一覧へ案内します。

直した後は、何を確かめる?

直したURLをURL検査に入れ、公開URLのテストで、新しい応答が返っているかを確かめます。登録レポートの一覧に古い404が残っていても、最終クロール日が直す前なら、まだ読み直されていないだけです。

Googleのブログは、削除ツールを使って404を早く消すことはできないとも書いています。削除ツールは検索結果からURLを急いで外すためのもので、Search Consoleの一覧から消すものではありません。404を返すURLは、時間とともに自然に検索結果から外れます。削除ツールの使い道は検索から消す方法⁠にまとめています。

URLを変えるたびに、古いURL、新しいURL、転送の有無、直したリンク元を管理表に残します。リンクを張るときの考え方は内部リンクの付け方に、サイトの作りの全体はサイト設計のカテゴリ⁠にあります。

仕様・出典の確認日:2026年10月25日⁠。

よくある質問

リンク切れがあると、SEOで不利になりますか?

Googleは、サイトの一部のURLが404を返すことだけでは、検索結果で不利にならないと説明しています。ほかの200を返すURLの検索結果での成績にも影響しないとしています。ただし、読者が目的のページにたどり着けない問題は残るので、自社のリンクは直します。

Search Consoleで404の一覧はどこにありますか?

ページのインデックス登録レポートで、ページがインデックスに登録されなかった理由の表にある、見つかりませんでした(404)⁠の行です。行を開くと例のURLが並びます。例は最大1,000件で、すべてが出るとは限りません。

404のURLが、どこからリンクされているかを知る方法はありますか?

URL検査で、そのURLの参照元ページを見ます。Googleが見つけるのに使った可能性があるページが表示されます。直接のリンク元ではなく、2〜3階層上の親ページが出ることもあり、表示が無くてもリンク元が無いとは限りません。

覚えのない変なURLの404が大量に出ています。直すべきですか?

自社サイトに存在したことのないURLの404なら、Googleの公式ブログは無視してかまわないとしています。外部サイトのリンクの書き間違いや、自動で作られたリンクから生まれることがあります。

404をすべてトップページへ転送してもいいですか?

すすめません。Googleは、存在しないURLをトップページへ転送することを、サイトの理解と登録に悪い影響が出うる例として挙げています。移転したページだけを新しいURLへ301で転送し、それ以外は404を返します。

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