Gemini・ChatGPT・Copilotの検索で自社の出方を確かめるには、使う機能を確認し、同じ問いへの「社名の有無」「説明の正しさ」「出典URL」を別々に記録します。回答に名前があるだけでは、自社サイトが引用されたとは判断できません。
最初は、公開している社名と事業を確かめる質問を用意してください。三つの画面へ同じ文章を貼り付け、回答全文と出典を保存します。製品名や対応条件の誤りがあれば、元のページまで開いて照合します。
このページは、各サービスで確認を始めるための手順です。継続して変化を読む方法は毎月の星取り表の作り方へつなぎます。
比べる前に、サービスと機能をどうそろえる?
「AIで検索した」という記録だけでは、次回に同じ操作を再現できません。サービス名に加え、利用した機能と入口、ログインの有無、プラン、画面に出たモデル名を残します。表示されない項目は、推測せず「表示なし」と書きます。
確認対象は、Geminiアプリ、ChatGPTのウェブ検索、Copilotのウェブ検索です。Copilotは製品名の範囲が広いため、このページの操作説明は仕事用のMicrosoft Copilot Chatに絞ります。個人向けやBing内の別機能を使った結果は、同じ欄へ上書きしません。
| 使う画面 |
公式ヘルプの機能名・表示 |
最初に確認すること |
| Geminiアプリ |
ソースと関連リンク |
ソースがある回答か |
| ChatGPT |
Search/ウェブ検索 |
検索を選べるか、上限に達していないか |
| Microsoft Copilot Chat |
Web search/Sources |
組織がウェブ検索を許可しているか |
いずれも、一般公開ウェブを調べる確認にします。自社の説明資料を添付して要約させた結果を、公開情報から自社がどう見つかるかの調査に混ぜないでください。
Google検索のAIモードも測るなら、別のサービス行を用意します。Geminiアプリで質問した記録を、AIモードでの掲載実績として報告することはできません。
Geminiで、ソースはどこを見る?
Geminiアプリを使用する公式ヘルプに沿って、ウェブアプリの質問欄へ入力します。一部の機能はログインなしでも利用できますが、利用できる範囲はアカウントなどで変わります。仕事用・学校用では、対象アカウントと管理者の許可も確認します。
会社情報をウェブで調べ、根拠のURLを付けるよう質問します。回答にソースが示されたら、回答内または下部の「ソース」を開きます。関連ソースの公式ヘルプは、次の点を明記しています。
すべての回答に関連リンクやソースが含まれるわけではありません。
関連リンクには公開ウェブだけでなく、アップロードしたファイルや、接続したWorkspaceの情報が含まれることもあります。リンクがあることだけで、自社の公開サイトを使ったと決めないでください。
ソースが無い回答は、その状態のまま保存します。「ウェブで調べて」と入力した事実と、画面で公開ウェブの根拠を確認できた事実を分けます。根拠を確認できない回を、会社説明が正確だったという記録だけで終えないようにします。
ChatGPTで、検索を指定するには?
ChatGPT検索の公式ヘルプは、新しい情報が役立つ質問では自動でウェブを検索することがあると説明しています。手動では、会話を開き、ツール一覧から「Search」を選んで質問します。
ウェブ版とデスクトップ・モバイルアプリが案内され、未ログインでも利用できます。ただしプランの利用上限があり、管理されたワークスペースでは管理者の設定も関わります。検索が出ないときは、新しい会話、利用アカウント、上限、管理者設定を確かめます。
回答中の引用リンクや、表示される場合は「Sources」を開きます。会社についての一文が、どのURLに結び付いているかを保存してください。
OpenAIの同じヘルプも、検索結果や引用が不完全・古い・誤っている可能性を説明しています。引用元を開き、回答の内容を支えているか確認する必要があります。
たとえば「図面なしで見積もりできる」と答えたのに、原文が「相談は可能、見積もりには図面が必要」なら、条件が落ちています。これは確認方法の例です。社名が正しいだけで、回答全体を正解にしないでください。
Copilot Chatのウェブ検索は、何を確認する?
MicrosoftのCopilot Chatとエージェントのウェブ検索ヘルプは、質問から短い検索語を作り、Bingへ送って回答に使う仕組みを説明しています。ウェブ検索を使った回答では「Sources」から、使用した情報源と検索語を確認できます。
利用条件は、アカウントの種類、ライセンス、組織設定で異なります。仕事用・学校用のアカウントで無効化されていれば、管理者へ確認します。使えないことを、企業サイト側の欠陥とは判断しません。
同ヘルプでの設定経路は、Copilot Chatのメニューから「Chat settings」「Personalization」「Advanced」へ進み、「Web search」を確認する流れです。組織の制御があるときは、利用者だけで変更できるとは限りません。
記録には「Copilot」とだけ書かず、「Microsoft Copilot Chat・仕事用アカウント・Web search」のように残します。翌月に個人用の別画面で聞いたなら、条件変更の記録も付けます。
使った検索語まで見られたら保存します。入力した文章と実際の検索語が違うことがあるためです。自社名が省かれていたのか、地域の条件が残っていたのかを後から確認できます。
三つに入れる問いは、どう作る?
会社を特定して説明を確かめる問いと、依頼先を探す問いを分けます。最初の確認では、前者から始めると、誤った対応範囲や同名会社との混同を点検できます。
以下は質問文の型です。「自社名」の部分を正式な社名に置き換え、三つのサービスで同じ文章を使います。実際の回答や推薦実績を示すものではありません。
自社名は何をする会社ですか。一般公開されているウェブ情報を調べ、対応する製品・サービスと依頼前の確認事項を、出典URL付きで説明してください。
製造業なら、同じ型で特定製品の受付条件も調べられます。社内資料にだけある情報を質問文で教えてしまうと、公開情報から何が伝わったかを確認しにくくなります。
依頼先を探す調査は、社名を入れず、用途や加工条件を入れます。問いの選び方は相談段階と確認段階の質問設計に任せます。社名を与えて説明させた結果は、推薦の獲得として数えません。
新しい会話から始め、質問文を途中で直したら別の記録にします。「正しい答えが出るまで言い直した最後の一回」だけを保存すると、最初に起きた誤りが隠れてしまいます。
記録表には、何を残す?
一回の回答につき一行を作ります。日時、質問全文、機能・設定、回答全文の保存先を欄外に置けば、比較表は次の四列に収まります。以下は未記入の帳票で、測定結果ではありません。
| サービス・回 |
社名の有無 |
説明の確認 |
出典URL |
| Gemini・1回目 |
記入 |
正しい/誤り/確認不能 |
実際のリンクを記入 |
| ChatGPT・1回目 |
記入 |
正しい/誤り/確認不能 |
実際のリンクを記入 |
| Copilot Chat・1回目 |
記入 |
正しい/誤り/確認不能 |
実際のリンクを記入 |
社名が無ければ、説明欄は「対象説明なし」とします。説明が短く、受付条件を判断できなければ「確認不能」と残します。出典が無いときは空欄のままにせず「表示なし」と書き、検索機能を利用できなかったなら、その状態も付記します。
出典URLは、自社サイトと第三者の紹介を区別します。トップページか製品の詳細かも分けてください。ドメイン名だけでは、翌月にどの本文を読み直すかが分かりません。
回答が長ければ、表に全文を押し込みません。画面や文章を別に保存し、表から記録をたどれるようにします。月ごとの記号と回数は、星取り表へ集約できます。
説明が間違っていたら、どこを直す?
最初に原文を読みます。元のページも古いのか、元は正しいのに回答が条件を落としたのかで、作業が違います。
- 自社の原文が古い:該当する会社概要や製品ページを修正する
- 第三者の紹介が古い:正しい情報の根拠を添えて掲載元へ伝える
- 原文は正しい:回答と出典を保存し、同じ誤りが続くか確認する
- 同名の別会社:混同した箇所と、その会社を示す出典を記録する
表記が媒体ごとに違うときは、社名と紹介文をそろえる手順へ進みます。一つの回答を直すためだけに、似た会社説明ページを増やす必要はありません。
同じ問いの確認を続ける際も、設定が変わった月を分けます。名前の登場、説明の正確さ、自社へのリンクをそれぞれ比較してください。どれか一つが変わったことを、問い合わせ増加までつなげて報告しません。
サイトへの訪問や相談はAI経由の効果の見方で別に調べます。AIでの見え方の測定では、この記録表を修正箇所を見つける道具として使い、保存した回答と実際の公開ページを往復して確認します。
仕様・出典の確認日:2026年10月22日。