GoogleのAIモードとは、複雑な質問に対する回答と関連リンクを示し、追加の質問をしながら情報を調べられる検索機能のことです。企業が点検するときは、最初の回答だけでなく、条件を足した後にどのページへ案内されるかまで確認します。
営業でよく受ける質問を一つ入れ、続けて材質や依頼条件を足してください。回答に自社名があるか、説明は正しいか、自社ページへのリンクがあるかを別々に残します。
通常検索の中に出るAI Overviewsとの比較や、掲載を制限する設定はAI OverviewsとAIモードの違い・引用の止め方で扱っています。このページは、AIモードを実際に使って企業サイトを確かめるための手順です。
AIモードは、どこから開く?
Google検索の公式ヘルプは、専用ページ、Google検索、Googleアプリからの入口を案内しています。
- ブラウザで
google.com/ai を開く
- Google検索に質問を入れ、「AIモード」を選ぶ
- GoogleアプリのAIモードアイコンを選ぶ
質問欄へ文章を入力し、回答を読みます。調べたいことが残れば、画面下部の質問欄から続きを聞けます。音声や画像などを使う機能もありますが、自社の見え方を比較する記録では、同じ文章を貼り付ける方法から始めると条件をそろえられます。
Googleは画面や機能を更新しています。表示が手順と違うときは、公式ヘルプと、そのアカウントで使える機能を確認してください。検索履歴などの設定も記録に残し、翌月は同じ条件で点検します。
最初の質問と、追加質問をどう作る?
依頼先を探す問いから、発注条件を確認する問いへ進めます。製造業なら、次のような流れです。これは確認のための例で、表示を実測した記録ではありません。
| 段階 |
入力する問いの例 |
自社で確かめること |
| 依頼先を探す |
樹脂の試作を相談できる会社を探したい |
どの会社やページが紹介されるか |
| 条件を加える |
図面が未完成でも相談できるか |
必要資料や制約が伝わるか |
| 判断を進める |
量産前提の試作では何を確認すべきか |
試作と量産の条件が混ざらないか |
会社名を質問に入れた確認と、入れない依頼先探しは分けます。名前を与えて会社説明を求めた結果を、「AIが自社を推薦した」とは記録しません。
追加質問は、それまでの会話の続きとして使います。毎月比べるなら、最初の問いだけでなく、条件を追加した順番も同じにしてください。最初からすべての条件を一文にした検索とは、別の記録にします。
回答と関連リンクは、どう表示される?
GoogleのAI機能とウェブサイトの説明では、関連するページへのリンクを示し、さらに詳しい情報へ進めると説明しています。AIモードは、複数の検索が必要だったような比較や掘り下げを扱います。
元の問いを関連する検索へ分ける「クエリファンアウト」も使われます。そのため、通常検索で見たページと、AIモードの回答を支えるリンクが同じ順番になるとは限りません。
回答が表示されたら、関連リンクを開いてURLを確認します。会社名が本文に出ても、リンク先は比較記事かもしれません。自社のページであっても、リンク先が古い製品や受付を終えた案内なら、その状態を残します。
Googleの利用者向けヘルプは、回答に十分な信頼性を持てないとき、ウェブリンクの一覧を表示することもあると説明しています。文章の回答が出なかった回と、自社だけが載らなかった回を同じ扱いにしないようにします。
画面での確認は、どこまで行う?
名前が出た画面を保存して終わらせず、発注者が条件を確認できるところまで進みます。次の順番で記録してください。
- 最初の質問と回答を保存する
- 追加質問ごとに、質問文と回答を保存する
- 関連リンクを開き、自社・第三者の別とURLを残す
- 回答の対応範囲や制約を、元のページと照合する
- 自社ページで相談条件と窓口までたどれるか確認する
たとえば「図面なしでも相談可能」と紹介された後、ページを開くと「図面の添付必須」になっている状態です。実際の受付条件を社内で確認し、本文とフォームの案内を合わせます。引用文だけを短く整えても、この食い違いは解消しません。
毎月の保存方法はAIでの推薦を記録する星取り表へ進めます。日時、端末、設定、会話の順番を残せば、別の担当者でも何を確かめたかを追えます。
Search Consoleでは、どう数えられる?
表示回数・掲載順位・クリックの公式説明は、AIモードから外部ページへのリンクが押されるとクリックになるとしています。表示回数には通常の計測ルールが適用されます。
回答を読んだことは、自社サイトへの訪問ではありません。展開や横スクロールが必要な枠では、リンクが見える状態かも計測に関わります。回答が生成された回数を、自社リンクの表示回数として数えないでください。
同資料は追加質問について、次のように説明しています。
they are essentially performing a new query
実質的に新しいクエリを行っている、という意味です。追加質問への回答に付く表示・クリック・掲載順位は、その新しい問いに対応します。最初の問いから始まる会話全体を、一つの検索語の成果としてまとめないようにします。
掲載順位はGoogle検索結果と同様の方法で数えられます。AI Overviewsの枠全体が一つの位置になるルールを、AIモードにもそのまま当てはめないでください。Search Labsの試験データはSearch Consoleに含まれません。
レポートと手元の画面は、どう組み合わせる?
AI機能のデータは検索パフォーマンスのウェブ検索に含まれます。この合計の増減だけで、AIモードからの訪問が増えたと判断することはできません。
別に生成AI機能のパフォーマンスレポートがあり、AI OverviewsとAIモードの表示回数を確認できます。対象ページや期間で絞って、画面で保存した記録と合わせて読みます。表示が十分にないサイトでは、レポートが見えないこともあります。
このレポートの表示回数は、保存した一つの問いでAIモードに出た証明ではありません。特定の問いの説明や出典は保存画面で、期間を通じた表示はレポートで確認します。
私たちの暦メディアでは、一覧のFAQを構造化データにだけ入れ、画面に答えを出していなかった失敗がありました。出典は2026年8〜9月の自社メディアの作業記録です。機械向けの記述があっても、人がリンク先で答えを読めない状態でした。AIモードの引用実績ではなく、リンク先まで確認する理由として挙げています。
企業サイトでやること、やらなくてよいこと
検索に登録され、抜粋付きで表示できるページかを確認します。Googlebotや配信の設定が読み取りを妨げていないか、本文に必要な答えがあるかを見ます。具体的な点検順はLLMO対策の7項目で確認できます。
Search Consoleの生成AI機能の掲載設定も対象です。除外を選んでいるなら、本文を直す前に会社の掲載方針を確認します。設定を担当者の判断だけで変えないようにしてください。
Googleの生成AI機能向けガイドは、AI用の新しいファイル、専用のマークアップ、AI向けだけの書き方を求めていません。クエリファンアウトの言い換えごとに、同じ説明の記事を増やす必要もありません。
既存の製品ページへ、実際に答えられる条件をまとめます。対応できること、確認後に判断すること、相談時の必要資料が読めるようにしてください。文章の配置は質問への答えと条件の書き方で整理できます。
制作担当へ渡す資料は、対象URL、保存した回答、原文との違い、直す箇所です。自社サイトのLLMO対策として、回答から見つけた不足を既存ページに反映し、その日付を次回の記録へ引き継ぎます。
仕様・出典の確認日:2026年10月22日。