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COLUMN 34 / 自社サイトの対策

AI Overviewsとは?AIモードとの違い・引用の確認と止め方

公開 2026.10.19文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • AI Overviewsは検索結果の中の概要。AIモードは追加の質問で調べ続ける検索体験
  • 自社へのリンクが出たかは検索画面で確かめ、継続的な表示はSearch Consoleで見る
  • 抜粋の制限は通常検索にも及ぶ。AI機能だけ外す設定とは分けて判断する
目次

AI Overviews(AIによる概要)⁠と⁠は⁠、Googleの検索結果に、AIがまとめた説明と関連ページへのリンクを表示する機能のことです。自社サイトで確認するのは、どんな問いでリンクが出るかと、そのリンクが実際に見られているかです。

営業でよく受ける質問をGoogleで検索し、概要が出たらリンク先を開きます。次にSearch Consoleで自社ページの表示を確認します。検索画面はその時の答えを、レポートは期間を通じた表示を調べるために使います。

「AIO」⁠はAI Overviewsの略にも、AI検索全般への対策という意味にも使われます。LLMO・AEO・GEOを含む呼び名の整理はAIOとLLMOの意味とSEOとの違い⁠にまとめています。

AIモードとは何が違う?

通常の検索結果の中で概要を読むのがAI Overviewsです。追加の質問を重ね、比較や掘り下げを続けるのがAIモードです。GoogleはAI機能の説明で、それぞれの役割を分けています。

比べる点 AI Overviews AIモード
調べる場面 検索結果で話の要点をつかむ 比較・推論・追加の調査を進める
質問の続け方 通常検索の中で概要とリンクを見る 回答から追加の質問をする
自社での確認 概要内のリンクを開く 回答内のリンクを開く

同じ検索語を使っても、両方で同じページが紹介されるとは限りません。Googleは使うモデルや手法が違うことがあり、回答とリンクも変わると説明しています。「AI検索に出た」とだけ記録すると、翌月に比較できません。どちらの機能だったかを残してください。

どんな検索でAI Overviewsが出る?

Googleが説明しているのは、複雑な話題や質問の要点を早くつかめることです。通常の検索に付け加える価値があるとシステムが判断したときに表示され、出ない検索も多いとしています。検索語の種類ごとの表示率や、必ず出る条件は、この説明にはありません。

製造業なら、確認する問いとして「樹脂部品のそりは、材料と金型のどちらから見直すか⁠」⁠が考えられます。原因の説明と対策の比較が必要な問いだからです。これは確認用の例で、実際に概要が表示されたという記録ではありません。

自社名だけの検索に出なかったからといって、サイトに問題があるとは判断できません。概要が表示されたかと、その中に自社へのリンクがあったかを分けて見ます。概要そのものが無い検索を、自社が引用されなかった回数に混ぜると、点検すべき場所を取り違えます。

引用元のリンクは、どう選ばれる?

Googleの生成AI機能向けの最適化ガイドは、検索の順位づけの仕組みでインデックスから関連ページを取得すると説明しています。取得したページの情報を確かめて答えを作り、内容を支えるページへのリンクを示す仕組みです。

質問を関連する複数の検索に分ける「クエリファンアウト」⁠も使います。元の質問だけで調べるより、周辺の話題まで情報を探すためです。通常検索の上位に並ぶページを、その順番のまま概要に載せるとは説明されていません。

引用元として表示される前提は、ページがインデックスされ、抜粋付きで検索に表示できることです。Search Consoleで生成AI機能への掲載を除外していないことも必要です。条件を満たしても掲載は保証されません。

書き方で点検するのは、質問への答えが冒頭にあるか、自社で確かめた情報を本文に出しているかです。AI向けの特別な文体は要りません。私たちも自社メディアで、FAQを構造化データにだけ入れ、画面に出していない失敗がありました(2026年8〜9月の作業記録)⁠。具体的な直し方はAIに引用される文章の書き方⁠で扱っています。

Search Consoleでは表示・クリックをどう数える?

概要の中の自社ページへのリンクが押されると、クリックに入ります。概要を読んだだけでは、自社サイトへのクリックにはなりません。Googleの表示回数・掲載順位・クリック数の説明⁠が根拠です。

表示回数には通常の計測ルールが適用されます。展開や横スクロールが必要な枠の中では、リンクが見える状態になる必要があります。概要が生成されたことだけで、そこに含まれる全リンクへ一律に表示が付く、と読まないでください。

掲載順位は、AI Overviews全体で1つ⁠の位置を占めます。中のリンクには、その同じ位置が割り当てられます。平均掲載順位が高くても、概要内で自社のリンクが先頭に並んだとは限りません。

AI機能のデータは、検索パフォーマンスのウェブ検索に含まれます。合計の表示やクリックが増えた理由を、その数字だけでAI Overviewsの効果と決めることはできません。

別に生成AI機能のパフォーマンスレポート⁠があり、AI OverviewsとAIモードでの表示回数を確認できます。ページ・国・端末・日付で見られますが、ここで扱う指標は表示回数です。AI Overviewsだけのクリックを示す数字として使わないでください。表示が少ないサイトでは、レポート自体が出ないこともあります。

自社のページが引用されているかを確かめる手順

最初に、会社として答えたい質問と、その答えを載せたページを対応させます。社名が本文に出ただけなのか、自社ページへのリンクがあるのかも分けます。

  1. 決めた質問を通常のGoogle検索に入れ、AI Overviewsが出るかを見る
  2. 概要を展開し、出典や関連ページへのリンクを開く
  3. 自社ドメインか、意図したページかを確認する。第三者の記事に社名があるだけなら別に記録する
  4. 検索語・日時・端末・概要の画面・リンク先URLを保存する
  5. Search Consoleの生成AI機能のレポートで、同じ期間のページ別表示回数を見る
  6. 検索パフォーマンスでも対象ページを絞り、ウェブ検索全体の表示とクリックを見る

生成AI機能のレポートは両機能を含むため、ページに表示回数が付いたことだけでは、保存した検索語のAI Overviewsに出たとまでは言えません。画面での確認と数字を合わせて読みます。月ごとに条件をそろえる方法はAIでの推薦を記録する星取り表⁠にまとめています。

AI Overviewsに出したくないときは?

AI機能だけを外すのか、通常検索を含めて本文の抜粋を制限するのかを先に決めます。使う設定が違います。

AI機能だけを外す設定

Search Consoleの「設定」⁠か⁠ら生成AI機能の設定を開き、リンクとコンテンツを除外します。公式ヘルプによると、AI OverviewsとAIモードなどへの掲載を止められます。この選択は、検索の他の部分の順位や掲載を決める信号には使われません。

親のプロパティから設定を引き継ぐこともあるため、対象範囲まで確認してください。この設定は学習の制御とは別です。他のサイトに書かれた情報も消すものではありません。

nosnippet・data-nosnippet・max-snippet

抜粋を制御する場合は、Googleのrobotsメタタグの仕様⁠に従います。

  • nosnippet:ページのテキスト抜粋を止めます。AI OverviewsとAIモードへの直接の入力も止まります。通常検索でも抜粋が消えます。
  • data-nosnippet:span・div・sectionで囲んだ部分を抜粋から外します。ページ全体を除外する設定ではなく、通常検索の抜粋にも適用されます。
  • max-snippet:抜粋の最大文字数を指定し、AI機能へ直接入力する分量も制限します。通常検索にも同じ上限がかかります。0はnosnippetと同じで、正の数を指定するだけでは掲載の停止にはなりません。

HTMLのheadに置く、ページ全体の抜粋を止める例です。

<meta name="robots" content="nosnippet">

nosnippetは検索結果からページを消すnoindexとは違います。ただ、抜粋が無くなるため、通常検索でも読者が内容を判断する材料は減ります。max-snippetには、構造化データなど別途許可した利用には上限が及ばない例外もあります。

変更後はGooglebotが設定を読める必要があります。robots.txtでページを遮断すると、タグも読めません。反映しないときはURL検査ツール⁠で取得されたHTMLを確認し、再クロール後に見直します。

なお、Google-Extended⁠は別の制御です。Geminiなどの学習や一部の根拠づけに関わるもので、Google検索への掲載・順位には影響しません。これを止めるだけではAI Overviewsから外れません。

自社サイト全体の点検はLLMOの自社サイト対策から進められます。表示を増やしたいページと、抜粋を制限したいページを決めてから、制作担当に設定の変更を依頼してください。

仕様・出典の確認日:2026年10月19日⁠。

よくある質問

AI OverviewsとAIモードは何が違いますか?

AI Overviewsは通常の検索結果の中に表示されるAIによる概要です。AIモードは、複雑な比較や追加の質問をしながら調べるための検索体験です。同じ問いでも、使うモデルや手法が違うため、答えとリンクが一致するとは限りません。

AI Overviewsの引用元は、検索順位で決まりますか?

Googleは、検索の順位づけの仕組みで関連ページを取得し、その情報を使って回答とリンクを作ると説明しています。関連する複数の検索も使われます。通常検索の上位ページが同じ順番で引用されるという説明はありません。

AI OverviewsからのクリックはSearch Consoleに入りますか?

概要の中から自社ページへのリンクが押されるとクリックに入ります。AI機能のデータは検索パフォーマンスのウェブ検索に含まれます。生成AI機能のパフォーマンスレポートでは、AI OverviewsとAIモードでの表示回数を確認できます。

nosnippetを指定すると通常検索からも消えますか?

nosnippetはnoindexとは違い、検索結果からページ自体を除外する指定ではありません。ただし通常検索でもテキストの抜粋が出なくなり、AI OverviewsとAIモードへの直接の入力にも使われなくなります。

Google-Extendedを止めればAI Overviewsから外れますか?

外れません。Google-ExtendedはGeminiなどの学習や一部の根拠づけに関する制御で、Google検索の掲載や順位には影響しません。検索のAI機能だけを外すには、Search Consoleの生成AI機能の設定を確認します。

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