渚ナギサコーポレーションSEO・LLMO・AEO・AIOのお悩み、全部お任せください。

全国対応打ち合わせから納品まで
メールで完結します

サイトを
見てもらう
サイトを見てもらう(無料)
COLUMN 1041 / サプライチェーンと取引先対応

SCS評価制度はいつから始まる?公表された予定と逆算する準備の期間

公開 2026.11.06文・ナギサコーポレーション

この記事の答え

  • ★3・★4の登録申請は2027年3月⁠の受付開始予定で、変更の可能性もある
  • 自社の期限は制度の開始日ではなく、取引先が求める時期で決まる
  • 2026年11月⁠は適用範囲の案を作り、1月⁠に確認の依頼先を探し始める
目次

SCS評価制度の★3・★4の登録申請は、IPAのFAQ⁠によると2027年3月⁠に受付を始める予定です。ただし、経済産業省は、制度運営基盤の整備状況などにより変更となる可能性があるとしています。この記事の内容は2026年11月6日⁠に確かめたものです。

今日やることは、自社の期限を確かめることです。主要な取引先の購買や品質保証の窓口に、「SCS評価制度について、取引上いつ、どの段階を求める予定があるか⁠」⁠を聞きます。答えが「未定」⁠で⁠も⁠、聞いた日と相手を記録します。

自社の期限になるのは、制度の開始日ではなく、取引先と約束する時期です。

いま公表されている予定は?

過去に済んだものと、これからのものを分けて並べます。

時期 内容
2026年3月27日 制度構築方針の公表
2026年8月28日 基本規程などの公開
2026年9月 お助け隊サービス(新類型)⁠の実証事業を開始
2026年10月28日 評価用ガイドと解説書の公開、要求事項のVer1.1
2026年11月末頃 登録申請の手引の公表予定
2026年12月下旬 評価機関、技術検証事業者、研修事業者の公開予定
2027年1月以降 研修の提供、SCSセキュリティ専門家の公開予定
2027年3月 ★3・★4の登録申請の受付開始予定
2028年3月31日 ★3の登録料の割引の期限

これからの予定は、IPAのFAQと料金のお知らせから取りました。★5については要求事項、評価スキーム、開始時期が検討中で、日付は出ていません。

予定を見るときの注意点が2つあります。古い記事では「2026年度末頃の開始」⁠となっており、これは2027年3月⁠と矛盾しません。また、「受付開始」⁠は申請ができるようになる日で、誰もがその日に★を持っていなければならない日ではありません。

公表されていないこと

受付開始から登録までに何日かかるか、専門家や評価機関に頼む料金の相場は、私たちが確かめた範囲では公表されていません。手引や指定事業者の公開後に変わる情報なので、IPAのSCS評価制度のページ⁠で確かめてください。

2027年3月⁠に間に合わせる必要はある?

取引先に求められていなければ、必要はありません。取得は任意で、基準を満たしていないことを理由に直ちに取引停止等が求められるものではないとされています。

経済産業省と国家サイバー統括室は、「今すぐ評価を取得しないと入札から除外される」⁠と⁠い⁠っ⁠た勧誘に注意を呼びかけています。開始日を理由に急かされたときは、IPAの資料と取引先の方針で確かめます。

ただ、取引先が期限を切ってきたときに、短い期間では間に合わないことがあります。対策の実施に時間がかかる項目もあるからです。だから、取得するかどうかを決める前に、点検だけは始めておく価値があります。

自社の状況は3つ⁠に分かれます。

自社の状況 準備の組み方
取引先から時期と段階を言われた その時期から逆算する
言われていないが、主要な取引先が大手 受付開始までに★3の点検を終える
取引先からの話がなく、基本対策も途中 6か条と自社診断を先に終える

月ごとに何をする?

下の表は、★3の取得を2027年⁠の春以降に目指す会社を想定した、私たちの目安です。公式の期間ではありません。対策の進み具合で前後します。

時期 やること
2026年11月 取引先に聞く。担当者を決める。適用範囲の案を作る
2026年12月 ★3の26件⁠で自己点検。手引を読む。評価機関などの公開を確かめる
2027年1月 確認を頼む専門家を探し始める。足りない項目の対策計画を作る
2027年2月 規程と記録を整える。経営層に進み具合と費用を説明する
2027年3月 専門家の確認の日程を調整する。受付開始の情報を確かめる
2027年4月以降 不足する対策を終えたら確認を受け、自己適合宣言をして申請する

11月⁠は範囲と担当を決める

手引は11月末頃の公表予定ですが、待たずに進められることがあります。担当者と、経営層の承認者を決めることです。★3も★4も経営層による自己適合宣言⁠が手続きに含まれるので、社長に話を通さないと最後に止まります。

適用範囲の案は、概要説明資料の図を見ながら、端末、サーバ、ネットワーク機器、クラウドを書き出します。製造業なら、工場の制御システムは直接の対象ではないので、事務系とどこでつながっているかを図にします。

たとえば、受発注の端末は事務棟、NC工作機械へのデータ転送用パソコンは工場にある会社の場合を考えます。転送用のパソコンがインターネットにつながっているか、事務系のネットワークとどう分かれているかで、範囲の説明が変わります。この図は取引先への説明にも使えます。

12月⁠は26件⁠を点検する

★3の要求事項は26件です。それぞれ「できている」「できているが記録がない」「できていない」⁠に分けます。原則として全基準への適合が求められるので、「できていない」項目の数と対策の重さが、そのまま準備の期間になります。

2つ目の「記録がない」⁠は⁠、規程のひな形で短くできる場合があります。中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0⁠版⁠のサンプルが使えます。項目が多く管理しにくければ、チェックシート管理ツールの比較で方法を見てください。

1月以降は依頼先を決める

SCSセキュリティ専門家の公開と研修は2027年1月以降の予定です。つまり、★3の確認を制度に沿って頼める相手が確定するのは年明け以降です。

今のうちに依頼の候補を探すなら、聞くのは「SCSセキュリティ専門家として登録する予定か」⁠で⁠す⁠。取得の支援と確認を同じ相手に頼めるかは、公平性の要件が2026年12月下旬に公開予定なので、公開後に確かめます。候補の洗い出しにはセキュリティコンサルティングの比較が使えます。

中小企業向けには、お助け隊サービス(新類型)⁠の実証事業⁠もあります。実証期間は2026年9月頃から2027年9月頃までの約1年間の予定です。参加の条件は最新の案内で確かめてください。

★4を求められたら、いつから動く?

★3より早く動きます。要求事項は43件で、評価機関による文書確認、実地審査、技術検証(脆弱性検査)⁠を受けます。

工程ごとの想定は1〜2日程度ですが、実地審査と技術検証の日数には事前準備と報告書の作成を含みません。不適合があれば、指摘から一定期間内(例として1か月以内)⁠に是正を報告します。対策の期間に、これらの日程を足して逆算します。

評価機関の公開は12月下旬の予定なので、★4を求められそうな会社は、公開を確かめてから早めに問い合わせます。技術検証の前に自社の弱点を知っておきたい場合は、専門会社の脆弱性診断を先に受ける方法もあります。

取った後の予定は?

★3は有効期間が1年で、毎年の自己評価と専門家の確認が続きます。★4は有効期間が3年で、毎年の自己評価と、更新時の第三者評価があります。

料金のお知らせ⁠によると、★3の登録料は2028年3月31日までの申請が1万円⁠、それ以降は2万円で、適用時期は申請日が基準です。差は1万円なので、この割引だけを理由に急ぐ必要はありません。

制度の中身はSCS評価制度の星3と星4の違い⁠、ISMSとの使い分けはISMS認証が必要な会社と自己点検で足りる会社の違い、背景はサプライチェーン攻撃と取引への影響⁠で扱っています。サプライチェーンのセキュリティ対策の一覧からほかの記事も読めます。

よくある質問

SCS評価制度はいつから始まりますか?

IPAのFAQでは、★3・★4の登録申請は2027年3月⁠の受付開始を予定しています。経済産業省は、予定が制度運営基盤の整備状況などで変更となる可能性があるとしています。

2027年3月⁠に間に合わないと困りますか?

制度としての不利益は公表されていません。取得は任意で、基準を満たしていないことを理由に直ちに取引停止等が求められるものではないとIPAは説明しています。期限になるのは、取引先と約束した時期です。

★5はいつから始まりますか?

2026年11月時点で時期は公表されていません。要求事項や評価スキーム、開始時期は検討中とされています。

準備にはどのくらいかかりますか?

公式の準備期間は示されていません。現状の対策によって大きく変わるため、★3の項目で自己点検をしてから見積もります。評価の工程は、文書確認、実地審査、技術検証がそれぞれ1〜2日程度と想定されています。

登録料の割引はいつまでですか?

★3の登録料は2028年3月31日までの申請が1万円(1年分)⁠で⁠、4月1日以降は2万円(1年分)⁠で⁠す⁠。料金の適用時期は申請日を基準とします。

あわせて読みたい

サプライチェーン攻撃とは?取引先の入口にされる中小企業の備えと対策

サプライチェーン攻撃とは、取引先や委託先など対策の手薄な相手を足がかりに本来の標的を狙う攻撃です。自社が入口にされたとき取引に起きる影響から、中小企業の備えを順に示します。

解説を読む
SCS評価制度とは?星3・星4の違いと中小企業がいま準備すること

SCS評価制度とは、サプライチェーンを構成する企業の対策を共通の基準で評価し見える化する制度です。★3と★4の違い、費用、取引先から求められる前に中小企業がしておく準備を示します。

解説を読む
ISMSとは?認証の取得が必要な会社と自己点検で足りる会社の違い

ISMSとは、自社のリスク評価をもとに必要な対策を決めて運用し、改善し続ける情報セキュリティの仕組みです。取引先の要求と業種を基準に、認証まで取るか自己点検で足りるかの判断を示します。

解説を読む
セキュリティ / COLUMN 1044サプライチェーンと取引先対応セキュリティチェックシートの答え方は?取引先の調査票に困る総務へ

取引先のセキュリティチェックシートは、できていない項目を「未実施」⁠と正直に書き、代わりの対策と完了予定を添えて答えます。確認の順番、区分ごとの書き方、例文、費用の相談先まで総務向けに示します。

解説を読む

いきなり契約する必要はありません。

御社のサイトを見て、「検索とAIから問い合わせを増やすなら、まず何をするべきか⁠」⁠をお伝えします。営業電話はしません。相談だけでも構いません。

自社サイトを見てもらう 打ち合わせから納品まで、メールで完結します
サイトを見てもらう